子どもが読んでいたのを何となく読んでいるうちに「名探偵コナン」かなり詳しくなってしまいました💦
コナンの中でも人気キャラの一人、赤井秀一ですが来葉峠で殺されたはずの彼が見事再登場した「緋色」シリーズが収録された巻のお話です。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。
FBIの捜査官で黒づくめの組織に潜入捜査していた赤井秀一は同じく組織に潜入していた水無玲奈(=キール)に来葉峠で頭を撃たれ、車ごと火をつけられて殺されます。
→コミック58巻
左利きだった赤井と確認された指紋はポケットに手を入れていた右手で、それは携帯電話の右手の指紋と一致していた。
しかしこの話にFBI捜査官ジョディは疑問を持ちます。
ジョディは江戸川コナンが安室透(=バーボン)が楠田陸道が拳銃自殺した件を耳にしていることを知った時の様子もひっかかりました。
赤井が楠田と入れ替わりができるポイント
・楠田は右利きであり、他の2人は携帯に指紋がつく状況ではない。
・携帯を触った時、赤井の指先にはあらかじめコーティングが施されてあった。
・赤井は普段からニット帽をかぶっているので頭を撃たれるように見せかける偽造は簡単であった。
・焼かれた男の遺体の確認は右手と携帯の指紋で照合された
ジョディはキャメルと来葉峠に向かいます。
すると後ろから不審な車に追われ、振り切ろうとすると車がダメージを追ってしまいました。
その時後部座席から声がしました。
男「屋根を開けろ・・・」
「開けるんだキャメル・・・」
キャメル「あ、はい!」
赤井再登場のトリック
・赤井は来葉峠でジンの指示通りキールに頭を撃たれたように細工して楠田陸道の遺体と入れ替わった。
・赤井が撃たれるシーンはキールの首元につけられたカメラでジンが確認したため、組織は彼は死んだと確認した。
・すべてはコナンが考えた筋書き通りに進んだため赤井は「まさかここまでとはな・・・」と言い残した。
公安警察の安室透(=バーボン)こと降谷零はもう一つ見抜いていることがありました。
安室「だが、これにある言葉を加えると その意味は一変する」
「まさかここまで読んでいたとはな」
「この計画を企てたある少年を
称賛する言葉だったというわけですよ」
安室はコナンがこの計画を立てたことも見抜いていました。
安室は工藤優作の家に居候している沖矢昴=赤井秀一と睨んで乗り込んできましたが、それもコナンに裏をかかれて来葉峠で部下と赤井が対面しています。
来葉峠で車に追われるジョディたち、工藤優作の家で安室に尋問される沖矢昴、そのどちらもモニターとマイクで把握しているコナンというかなり緊迫したとても面白い巻でした。
赤井秀一再登場のストーリーが収録された「緋色」シリーズ、おすすめです💗
→コミック84巻、85巻
名探偵コナン 青山剛昌 小学館