2022年7月2日(土)の刑事コロンボの「死者のメッセージ」を見ました。
特に人気のある旧シリーズです。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。
今回は冒頭で犯人が殺害を犯すまでのシーンが長いです。
犯人のする様々な仕掛けや犯した後の葛藤など、感情移入してしまいますね。
事件の知らせを受けて、何となく不安そうに書斎に入る犯人の感情が手に取るように伝わってきます。
コロンボさんが気になる現場の状況
・金庫の防犯ベルのスイッチが入っていた。
・「その夜私は殺された」の原稿が床に散らばっていた。
・はずしたベルトのバックルに黒い塗料がついていた。
・白紙で端がギザギザの紙切れが2枚。
著名な推理小説家のアビゲイル・ミッチェルはコロンボさんに得意の推理を披露して、遺産相続者として金庫の中を見たエドモンドが金に目がくらんで、自分でこっそり家に入って誤って金庫に閉じ込められた事故ではないかと話します。
犯人は推理小説家アビゲイル・ミッチェル。
たった一人の血縁である姪をヨットの事故と見せかけて殺された(と思い)復讐のため姪の夫であるエドモンドを殺害した。
エドモンドは本当に姪を殺したのでしょうか。
終始そうとれるようなとれないような態度ですね。
ただ遺産を相続することについてはなんだかんだとささっとサインしています。
犯人のミッチェルの誤算
・エドモンドの車の鍵を家の灰皿の砂に隠したが、秘書のベロニカに渡ってしまう。
ベロニカが鍵を持っていることをアビゲイルは家政婦から知らされます。
お互いそのことに触れずにいましたが、ベロニカは鍵からアビゲイルの犯行に気づいたようで、アビゲイルを脅し、極東への船旅をねだります。
なんか、この秘書さん怖いですね。
コロンボさんはこの秘書が最初は船旅に同行する予定ではなかったことに気づいている様子です。
コロンボさんが気づいた被害者エドモンドのダイイングメッセージ
・ベルトについた黒い塗料で書類入れに傷をつけ↑のマークをつけた。
・矢印が指す方向にある切れたライトと本体の間に紙を残した。
・「THE NIGHT T WAS MURDERED by Abigail
Mitchell」私はアビゲイル・ミッチェルに殺された
見事なダイイング・メッセージでした。
アビゲイルはコロンボさんにしおらしい態度を取りますが、「あなたはプロだ」と断られるといつもの強気なアビゲイルに戻りました。
犯人のアビゲイル・ミッチェルを演じたルース・ゴードン
・役のイメージとしてはアガサ・クリスティ。
・刑事コロンボ史上最高齢81歳での犯人役。
・7分丈の袖に膝丈のワンピースがキュート。(特に黒のワンピース)
犯人のアビゲイルの豊かな感情表現に引き込まれました。
アビゲイルのいうように、姪の事件をコロンボさんが捜査していたら、こんな事件は起こさなかったことでしょう。
それが残念ですね。
私利私欲で殺人を犯したわけではないのですから。
あの弁護士さんもアビゲイルの犯行に気づいている様子でしたが、こうなった彼女をどう弁護するのか見てみたかったです。
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