２０２２年９月１４日（水）の「名探偵ポワロ」は「ダベンハイム失踪事件」でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。
今回はポワロがヘイスティングス大尉とジャップ警部と一緒にマジックショーへ出かけた帰りにポワロの自宅でダベンハイム失踪事件について話します。そして
「家から一歩も出ずに事件を解決することができるか」
を賭けることになりました。（５ポンド）
今回は一歩も家から出ないポワロに代わってヘイスティングスとジャップ警部のコンビです。それだけで面白いですね。
今回の事件の経緯
ジャップ警部が捜査している事件で、賭けとなった事件。
銀行頭取のダベンハイムが一人で荷物を出しに自宅を出て行ったきり行方不明となる。
自宅で会う約束をしていたローエンは誰とも会わなかったと話す。
その後自宅近くの池でダベンハイムの上着が発見された。
後日自宅のダベンハイムの金庫が壊され、夫人に送った高価なアクセサリーが盗まれていることが発覚した。
ポワロがヘイスティングスに依頼した内容
・失踪当日に訪問したローエンのズボンの色
→ダベンハイムを殺したとして、ライトグレーのスーツにしみひとつつけずに実行することができるかどうか（できない）
・失踪当日自宅近くのボート乗り場の主人に通りかかった人物を確認
→浮浪者が２人、自転車の女性が１人
・家の人に知られず金庫をのみで開けられるかどうかの実験
→大きな音が響き、第三者が家のものに気づかれずにこじ開けることは難しい
・ダベンハイム夫妻が寝室を一緒にしているか
→ひげを剃っていることを知られないようにするために春から別々に寝ていた
・ダベンハイムのバスルームに置いてあるもの
→立派なひげをはやしているダベンハイムだったが、別人に成りすますため実はひげを剃っており、普段はつけひげだった
ポワロが気づいた事件のポイント
・ジャップ警部の財布を盗んだ泥棒がダベンハイムの指輪を持っていて、草むらに投げたのはローエンだと証言
→ポワロは出来すぎていると考えた
・出張に行くたびに夫人に高価なネックレスを買い与えたものがなくなっている
→近々銀行が倒産すると推測し、ヘイスティングスやミス・レモン、ジャップ警部に銀行に口座があったら解約するよう連絡
犯人はダベンハイム自身でした。
銀行頭取だった彼は長年にわたり自身の銀行の金を横領して高価なアクセサリーに変え、夫人に買い与えていました。
仕事上のライバルだったローエンを自身失踪の犯人に仕立て上げ、自分はほとぼりが冷めるまで別人（泥棒）になりすまして刑務所で過すという計画を立てました。
失踪当日、壮大なクラシックの曲に合わせて金庫にのみをふるい、アクセサリーが盗られたようにみせかけました。
ダベンハイム夫人のことはどうでもよかったんでしょうね。
でも拘置所で泥棒を一目みてダベンハイムだと気づいたあたり、さすが妻でしたね。
【番外編その①】
ジャップ警部とヘイスティングスに料理を振る舞うポワロ
事件について話しながら、ポワロは慣れた手つきでチキンを切り分けています。
ジャップ警部はベルギー料理が口に合わないことが多々ありますが、この時は戸惑う様子もありませんでした。
お料理が凝った感じなのに、三人とも事件に夢中で料理の感想もないというなかに三人の仲の良さが感じられます。
【番外編その➁】
本を読んでマジックを習得するポワロ
ミス・レモンと話しながらもトランプを手から隠す練習をしたり、本を読んだり、習得に励んでいます。
ドラマの後半では相当上達してきますが、ラストの鳥を隠すマジックには失敗してしまいました💦
【番外編その➂】
ペットを飼うポワロ
オウムを預かることになります。（ポワロは聞いていなかった様子）
迷惑そうな顔をしていましたが、ちゃんとご飯をオリジナルレシピで作っています。
ドラマの後半ではオウムが「お手上げ」「分かってました」と合いの手を入れたり、すっかりいい相棒になっています。
今回はお料理をしたり、マジックをしたり、ペットを飼ったりとあまり見ないポワロが見られて楽しかったです。
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