にっぽん百低山 青葉山 福井

にっぽん百低山 青葉山 福井 テレビ

2024年5月24日(金)ににっぽん百低山
青葉山(福井・京都)でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。


撮影:3月下旬
場所:福井県高浜町

美しい山容は「若狭富士」とも呼ばれる青葉山。
希少な固有種が自生する花の山でもあるそうです。
確かに美しいですね。

今回登る山青葉山あおばさん(標高693メートル)
今回のゲスト:高橋愛さん(俳優、モデル)
今回のルート:中山登山口~展望台~東峰~険しい岩場~西峰(山頂)


中山登山口という場所もかなり山深い場所のように見えます。
今回のゲストは元モー娘。の高橋愛さん。

ショートカットがかわいいです。
神社仏閣巡りが趣味だそうですが、登山は経験がないそうです。
今日はなかなかハードなように見えるのですが、ポテンシャルでなんとかなるって

感じですかね。

登り始めから本格的
杉林はそれなりの傾斜があり、結構脚にきそうです。
でも岩に感動したり花を見つけたり楽しそうです。
花の山というだけあって、小さな可憐な花がいくつも見つかりました。


展望台から若狭湾が
展望台は柵があるわけではないので、ちょっと怖いですね。
しかしそれにしてもかなりの絶景です。
若狭湾がとてもきれいに見えました。
海は色が透けてエメラルドグリーンにみえます。
リアス式海岸が、景色を複雑にして本当にきれいでした。


小さな金毘羅神社を発見
登山道沿いに小さな祠がありました。
ここは金毘羅神社で海の航海の安全を守る金毘羅大権現を祀っていました。
青葉山は若狭湾で漁をする人にとってなくてはならない信仰の山でした。

広葉樹の森に変わる
相変わらずなかなかの傾斜がある登山道です。
高橋さん「生えている木が変わってきましたね」
確かに雰囲気が違いますね。
しかし山頂手前の急登が始まり、階段にはなっていますがこれはきついです。
すると難所が。
高橋さん「ここ行くの?」
手を使わないととても登れません。
ゴツゴツとした岩尾根は『馬の背』と呼ばれ、岩場は片側が200メートルほど

すっぱりと切れ落ちています。
これは怖いです!


ゴール!じゃない・・・
その後も急登を頑張って登ると山頂が見えました。
青葉山、693メートルとあります。
ゴールしたと思い二人はハイタッチを交わします。
しかし類さんが気づきました。西峰への案内板に。
高橋さん「え!?ゴールじゃないの?ここ」
とショックを受けていましたが、割とすぐに行きましょう、と切り替えていました。


最大の難所はここにあった
青葉山は古い火山ということで岩がごろごろ転がっている道なき道を進みます。
類さんには道が分かっているのでしょうが、初心者には難しそうです。
すると巨大な岩に取り付けられたはしごが見えました。
はしごはほぼまっすぐに伸びています。
ここからがこの山一番の難所でした。
類さん「あのハイタッチはなんだったんだろうね」
ヘルメットを着けながらぼやいていました。
はしごを登るとがけにロープが取り付けてあり、ロープを頼りに歩いていきます。
そこを越えると今度ははしごで下ります。
高橋さん「長っ!長くない?」
かなりの下りだし、その上長いはしごです。
はしごで下りきると難所は終了でした。
お疲れ様でした。


氷河期を生き抜いた天然杉の子孫
先ほどに比べるとはるかに穏やかな道になりました。
ミスミソウという春の妖精と呼ばれる小さな花を類さんが見つけました。
花を咲かせるのは早春のわずか週間ほどだそうです。

杉の巨木は万年前からの遺伝子が受け継がれているそうです。
氷河期を生き抜いた天然杉の子孫だそうです。
氷河期のとき、この辺りはまだ温かく生き残ることができたそうです。
こうした杉は日本では屋久島、伊豆、若狭湾周辺という、

ごく限られた場所でしか見られません。
青葉山は信仰の山だったので、乱伐されることがなく自然が守られてきました。
明治時代まで修行をする男性しか山に入ることができませんでした。
明治時代以降は軍事上重要な舞鶴軍港ができ、軍港を見渡すことができる青葉山は

庶民の立入が禁止された結果、貴重な自然が守られました。
青葉山にはその遺伝子を引き継ぐ杉が130本以上残っているそうです。


ようやくゴールへ
しばらく歩くとゴールの西峰でした。
西峰の山頂は岩場になっていて、若狭湾が見渡せる大絶景が広がっていました。
空と海の境界線がよくわからない、青色の中に若狭湾があるような景色でした。

下山の後のお楽しみ:ログハウス風?ヨーロッパ風?の建物『FAMILIAR』
福井の地酒に合わせるのはトラフグのカルパッチョ。
厚切りで類さん曰くどんどん手が伸びちゃうおいしさだそうです。
 
今回の一句 おぼろめく 青の開闢かいびゃく 若狭湾 吉田類


★★★★★★★★★★★★★
今回の山は思った通りハードでしたね。
高橋さんは登山初心者ということでしたが、さすがの運動神経でした。
ちょっと初心者には登れなさそうですが、登山好きな方にはおすすめの山って

感じですね。
氷河期を生き抜いたという天然杉の子孫、すごいとしかいいようがありません。

にっぽん百低山 毎週金曜午後5時30分~ NHK BS

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