にっぽん百低山 高崎山 大分

にっぽん百低山 高崎山 大分 テレビ

2024年9月27日(金)のにっぽん百低山高崎山・大分でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。

撮影時期:6月下旬
最寄り駅:大分駅
今回登る山高崎山たかさきやま(標高628メートル)
今回のゲスト:是永瞳さん(俳優)
今回のルート:登山口~巨大な一枚岩~石積み~山頂
(海(動物園)とは反対側にある登山道)

別府湾にせり出している高崎山。
江戸時代から猿の山として紹介されているほどの歴史を持っています。
現在高崎山には1000匹ほどの猿が住んでいるそうです。
一体どんな山なのでしょうか。

登山の前に寄り道・・・
今回も登山の前に寄り道です。
するとものすごい数の猿があちこちにいました。
高崎山自然動物園(1953年開園)では山に住む野生の猿たち

出会うことができます。
猿のお目当てはエサです。
台車を引いた人が勢いよく走った後にはカットされたさつまいもが

バラバラと落ちていきます。
それを猿が我先にと取りに行きます。
一方人間が猿にエサやりをする理由は野生の猿の研究のためだそうです。
注意点は猿と目を合わさないことだそうです。
喧嘩を売ったようになってしまうのだとか。


登山道のスタート場所は海と反対側に
寄り道した動物園から車で20ほどの場所に登山口があります。
登り始めると山道は広く道の傾斜もおだやかで登りやすそうです。
実は10年前に歩きやすく整備されたそうです。
するとイタクサを発見します。
この植物は人が触るとかぶれてしまいますが、猿は大丈夫で好物だそうです。
その他笹やイタドリといった好物も生えているそうです。

巨大な一枚岩を登るロッククライマー
山道沿いでヘルメットをかぶっている人を是永さんが見つけました。
巨大な一枚岩を登っています。
高崎山は40万年前火口から盛り上がって固まった溶岩が固まってできた

釣り鐘状火山
山中には垂直の岩壁があちこちにあってかつては岩登りをする人以外

あまり入らなかったそうです。
岩登りをする人は登山道がなかったので急峻な場所を登ってトレーニングして

帰っていたそうです。
類さんは一瞬登ろうと足をかけ周りに心配させていました。

かつて高崎城と呼ばれた山城があった
山道を歩いていると石積みがありました。
実は南北朝時代に、大友氏8代当主氏時が築城した山城がありました。
山頂部分一面に城があり、木々は山腹までしかなかったそうです。
高崎城は戦で最後の拠点となる詰め城で、いざとなれば1000人が逃げ込める

広大な敷地に枯山水の庭園まであったそうです。
急峻な山の頂に作られたため、南北朝時代から250年、一度も落ちることがない
難攻不落の城
でした。
現在は周りに木がうっそうと生え、その面影はわずかに残っている程度です。

しかし1593年豊臣秀吉は大友氏に改易処分(文禄の役での失敗によるもの)を

言い渡し、大友氏は領地を召し上げられ高崎城は廃城になりました。
それ以来高崎山は人の立ち入らない荒れ放題の山となりました。
その後やってきたのが猿でした。
急峻で広大な山に雨風がしのげる城跡、猿が好物の植物など、
猿が住みやすい条件が揃っていました


山頂までずっと穏やか
城跡の話を聞きながら結構山頂近くまで登ってきていたようです。
山頂は緩やかな山道の延長線上に三角マークがありました。
そこでは眺望は望めませんでしたが、すぐそばの展望台では由布岳鶴見岳

見ることができました。
反対側に行くと別府湾とその先に国東半島が見えました。
最後まで穏やかな道だったのは珍しいかもしれません。
最後はドローンの映像でした。

下山の後のお楽しみ:こつこつ庵
大分の地酒で乾杯の後、大分のソウルフードだんご汁をいただきます。
小麦粉をこねて伸ばしたもの(うどん状のもの)を大分ではだんごと呼ぶそうです。
是永さん曰くスープもちょっと甘めで地元の味ということでした。

今日の一句  城址や 梅雨の晴れ間を 猿怒涛    吉田類

★★★★★★★★★★★★★★
是永さんは登山初体験ということでしたが、登りやすい山でよかったですね。
最近ちょっとハードルが高いので、自分的にはこれぐらいで十分かなと思いました。
ちらほらと歩いている人が見えたので、登山として人気があるのかなと思いました。

にっぽん百低山 毎週金曜午後5時半~ NHK-BS

見逃した方はU-NEXTでどうぞ。
今なら31日間無料体験。


U-NEXT

タイトルとURLをコピーしました