2021年11月24日（水）の「シャーロック・ホームズの冒険」は「プライオリ・スクール」でした。
今回のホームズはいつも以上にかっこよかったような気がします。
ホールダネス公爵の前での毅然とした態度もかっこよかったですし、プライオリ・スクールの雰囲気とも合ってかっこいいですし、公爵の告白を少し優しい感じの表情で聞く姿もかっこよかったです。
今回は公爵の息子の失踪を追うべく動き回ったり、教師の痕跡を追ったり、自転車で屋敷まで戻って公爵に詰め寄ったりと大忙しです。
ワトソンも犯人を追跡した後に、ホームズに走って知らせてきたり、もう疲労困憊です。
最後は決断した公爵が捜索隊を出して大捕物の末、犯人である息子の秘書は岩から転落してしまいます。
公爵のなんとも言えない表情が公爵の苦悩を表しているようでした。
公爵と事の顛末を話すシーンでは、公爵とホームズには友人のような心の繋がりがあるように見えました。
多額の小切手をもらって、ホームズが「多すぎます」と言ったときの表情はあまり見たことのないものでした。
戸惑うような恐縮するような、そんな感じです。
そんなホームズに公爵は少し笑って答えます。
するとホームズは少し表情を緩ませたあとに、じっと公爵を見つめました。
ホームズは公爵のことを素晴らしい人物だと認めていたんだと思います。
その人が多額の金額で謝意を表したことに、また込み上がる思いがあったのかもしれません。
ホームズに扮するジェレミー・ブレットは本当に表情で芝居をするので、一時も目が離せません。
この話はとてもおすすめです。
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