2022年9月24日(土)の「ブラタモリ」は「下北半島~”まさかり”がもたらした恵みとは?~」でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。
スタートはすごくいい天気でタモリさんはストローハットを被っています。
大間に一度来たことがあるとはちょっと意外でした。
今回のタモテバコ:”まさかり”がもたらした恵みとは?
今回の案内人
弘前大学大学院理工学研究科講師(地質学) 根本直樹さん
東通村教育委員会 学芸員 小山卓臣さん
大畑八幡宮 禰宜 宮浦基さん
下北ジオパーク推進協議会 北川桐香さん ※「恐山」の回に登場
海洋研究開発機構 地球環境部門 むつ研究所 所長 佐々木建一さん
今回のルート
①大間崎
➁大間崎から車で10分の場所にある展望台
➂風間浦村
④むつ市大畑町の大畑八幡宮
⑤北部海岸
⑥野牛漁港
⑦尻屋崎灯台
下北半島の形は”まさかり”に似ているができた時代が違う
下北半島はできた時代が4つに分かれており、今回は下北半島の西端と東端に行くと聞いてタモリさんはテンションが上がりました。
1500万年~ 300万年前 古さ➁ →ナゾ① | 300万年前~ 古さ➂ →ナゾ➁ | 30万年前~ 現在 古さ④ →ナゾ➂ | 1億5000万年~ 1億年前 古さ① |
ナゾ①下北半島の一番西側はどうできた?
海岸線にある岩石は硬い泥岩である
岩の正体は珪質泥岩:深海に堆積した泥が圧縮されてできた岩石
1500万年前~泥や海底火山の噴出物などが溜まっていき地表まで隆起
下北半島の西側は途中から硬い地質になり急な崖となって海に落ち込んでいる
→波による浸食を受けづらい上に隆起が続いたため切り立った崖になった
→観光地が多数ある(仏ヶ浦:青森県佐井村の景勝地で奇岩が2キロに渡って連なる)
この場所でとれる海の恵みとは?
布海苔:味噌汁の具材などに使われる海藻(海の中に岩を置いて収穫)
洗濯糊や建物のしっくいなどに入れる
(野口アナが当てました、すごいです!タモリさんは答えに驚いていました)
★海と山が近い地形だから可能
ナゾ➁下北半島の左から2番目の場所はどうできた?
下北半島の西側から噴火した火山活動でできた地形
この場所の恵みとは?
青森ヒバ(ヒノキアスナロ):下北半島や津軽半島に多く分布する針葉樹
軽くて堅い、香りも強い⇒湿気に強く、シロアリにも強い
優れた建築木材(明暦の大火や北海道開拓でも利用)で江戸時代全国から木材を扱う商人がくる
ヒバの天然林を真っ只中を流れる大畑川で河口の港までヒバを運ぶ
→大畑川がカーブしているのは火山活動で大畑カルデラができたため
★木材を切り出すのに適した川と港があった
ナゾ➂下北半島の左から3番目の場所はどうできた?
下北半島は大間崎のエリア(恐山山地)と尻屋崎のエリア(下北丘陵)に分かれていた
↓
そこに流れ込んだ水が周囲の山を削って土砂を運んで堆積⇒広大な平野
↓
隆起と浸食を繰り返してできた地形
下北半島の6割の人がこの平野部に暮らしている
この場所の恵みとは?
海岸の砂地を活かしてホタテの養殖をしている
外海地まきホタテ(陸奥湾である程度まで育て砂地にまいて大きくする)
北部海岸近くでしか漁業として成立しない
→かなり複雑に流れが変わる海域
→北部海岸付近では回流するような流れになり、海の底にある栄養分が巻き上がり、ホタテがそれを食べることでいいホタテができる
その栄養分に生き物が集まり、マグロをはじめとした多くの海産物がとれる
★まさかりのくびれ(地形)と津軽海峡が海の恵みをもたらす
最後は尻屋崎がある一番古くからある地形に行きました。
この下北丘陵は古くからあるので、特段なぞはなかったです。
恵みもなかったです。
残念ながら天気がすっかり悪くなり、ものすごく曇っていました。
しかしタモリさんは下北半島の左右の端に行くことができて満足そうでした。
今日は本当に移動距離も長くて大変だと思いますが、タモリさんはそんな感じを微塵も見せませんでした。
また今日はタモリさんに代わり、2度も答えを当てた野口アナも素晴らしかったです。
タモリさんの服装
グレーがかったストローハット
濃紺のジャケット
うすいモスグリーンのシャツ
ベージュのチノパン
黒地にブルーの刺繍が入ったベルト
こげ茶の革靴
この日のランチ
ランチの写真はありませんでした💦
もうずっとないのでちょっと寂しいですね。
ブラタモリ 毎週土曜夜7時30分~ NHK総合
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