2023年2月18日(土)の「ブラタモリ」は「世界の絶景~世界の絶景はどうできた?~」でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。
今回もインカメラVFXを使ってスタジオから世界の絶景を見るそうです。
以前もこのカメラで南極をぶらぶらしていましたね。
タモリさんも感心していましたが、後ろに背景が映ってそれがカメラワークに連動するようになっているので、タモリさんもリアルに感じるようです。
今回のタモテバコ:世界の絶景はどうできた?
案内人
・産業技術総合研究所 理学博士(地質)高橋雅紀さん
・福井県立大学 学術教養センター 松本涼さん
今回のルート
①グランドキャニオン
➁エベレスト
➂アイスランド
タモリさん、野口さん、高橋先生もガンマンスタイルで決めています。
高橋先生は銃の代わりにハンマーを下げています、お似合いです!
今回はブラタモリワールドツアーということで、世界の絶景の起源を説明しながらめぐってくれるそうです。
①グランドキャニオンの絶景の秘密
・全長約450キロ
・峡谷の深さ1.6キロ
・グランドキャニオンを流れるコロラド川は一日40万トンもの土砂を運ぶほど激流
様々な時代の地層を一度に見る事ができる
・20億年前~2億5000年前の地層
・砂岩、石灰岩は垂直の地層、けつ岩が斜面になっている
けつ岩 泥が固まってできた泥岩の一種
粒が小さく風化すると細かく崩れる
なだらかな斜面を作りやすい
→砂岩とけつ岩の風化の違いで壮大な景色ができると考えられる
➁エベレストの絶景の秘密
・アンモナイトの化石がヒマラヤから取れる→かつては海の底
・海底と海底より深い場所の岩が隆起した
→プレートの動きに合わせてインド亜大陸(インド)がユーラシア大陸にぶつかったことで間にあった海底の地層を盛り上げてヒマラヤ山脈ができた
(日本の伊豆半島もインドと同じように、元は太平洋にあるいくつかの島じまだったがプレートの動きに合わせ本州に次々とぶつかり(4つ)現在の姿となった)
→今のエベレストの一番上にある地層となる
プレート 地球の表面全体を覆う10数枚の岩盤
地下深くでゆっくり対流するマントルにより絶えず移動している
海嶺 プレートの生まれる場所
海溝 プレートが沈み込む場所
➂アイスランドの絶景の秘密
・ユーラシアプレートと北アメリカプレートができる海嶺の上にある
・大地が割けるときにできた断層崖(シングヴェトリル国立公園)が続く
・海嶺にホットスポットができて作られた場所
→大量にマグマが供給され島となり、陸上でプレートの誕生が見られる貴重な場所
ホットスポット
地下深くのマントルから上がってきた高温のマグマが噴出する場所
主なもので地球に20か所ほどしかない
・世界文化遺産に登録
●無人だった島に移り住んだバイキングたちのトラブルを解決するため崖の前で話し合いを行った
●1年に一度、代表が集まってルールを決めたり裁判を行った
●決まったことを議長が丘の上で読み上げると声が反響して聞こえやすかった
→自然の地形を利用して行われた話し合いを、その後800年以上渡って続いたことが評価された
④セントヘレンズ山の絶景の秘密
1980年山体崩壊により現在の姿となる
火山はプレートが沈み込む所にできる
沈み込みによって(マントルの一部が溶けて)マグマができる
海溝の沈み込みによってマグマができるので火山が海溝と並行する
→日本と同じ
(日本海溝、伊豆・小笠原海溝、フィリピン海プレートに平行して火山が分布)
プレートがポイントとなり火山という絶景が生まれる
★★★★★★★★★★★★★★★★
最後は夕暮れのグランドキャニオンでした。
タモリさんたちも夕暮れの中にいて、本当に夕暮れのような光を浴びていました。
タモリさんは地球は地下でマグマがぐつぐつしていることによって絶景ができる、地球は素晴らしい星だと話しました。
本当ですよね。
【番外編】ブラタモリシアター<世界の絶景をめぐる>
①アメリカ・イエローストーン国立公園
熱水泉や間欠泉などの熱水現象1万か所以上で見られる
➁トルコ・カッパドキア
火山灰が何層にも降り積もった中で硬い層が残った
➂アフリカ・ビクトリアの滝
落差100メートル、幅1700メートル
溶岩でできた大地の割れ目が滝になった
ジンバブエとザンビアの国境沿い
タモリさんの衣装
・白いシャツ
・薄いグレーのチノパン
・茶色の靴
・黒の帽子
・紺のベスト→深グリーンの上着に着替え
ブラタモリ 毎週土曜夜7時30分~ NHK総合
見逃した方はU-NEXTでどうぞ。今なら31日間無料体験。