ブラタモリ 秋吉台

ブラタモリ 秋吉台 テレビ

2023年10月21日(土)のブラタモリ
白の軌跡・秋吉台~秋吉台のヒミツは“穴”にあり?~でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。

冒頭でタモリさんが「山口県といえば秋吉台だろうね」と話していました。
中学生以来ということです。


今回のタモテバコ:秋吉台のヒミツは“穴”にあり?

今回の案内人
・Mine秋吉台ジオパーク 専門員(地質学)小原北士さん
・九州大学大学院 学術研究者(洞窟学) 浦田健作さん


今回のルート
①秋吉台が見渡せる展望台
➁秋芳洞(黄金柱~千畳敷~百枚皿)
厚東ことう
④厚東川の上流
江原よわら集落
⑥秋吉台のメイン展望台

秋吉台
国定公園に指定
・4502ヘクタールの広さ(江東区と同じぐらいの面積)
・日本最大級のカルスト台地(石灰岩の台地)
・ドリーネ(穴)がある
・約3億5千万年前 サンゴの台地がプレートに乗って移動し、隆起したもの

秋芳洞を探検
石灰岩は水に溶けてしまうので、川ができずにドリーネのような穴を作る
 →秋芳洞やその他の鍾乳洞ができた

鍾乳石:雨水で溶かされた石灰岩の成分が地下で固まったもの

秋芳洞最大の鍾乳石:黄金柱
・高さおよそ15メートル、太さ4メートルを誇る鍾乳石がある
・太さと成長線からおそよ4万年かかったとされる
・黄金柱の裏側には断層があり、断層に水が流れ込んで鍾乳石ができた

秋芳洞を作ったのは地下を流れる川
・秋芳洞の地下を流れる川はカルスト台地の外から流れてきた川
千畳敷にある地層から昔はもっと水位が高かったことがわかる
・水圧が下がると支えがなくなり落盤が起こったが、落ちたことで安定した
(天井の石が横に圧力がかかって支え合っている)

鍾乳洞の未来の形とは?
厚東川は石灰岩の地層を横断するように流れている(秋吉台の西側を流れる)
もともとこの川は鍾乳洞の下を流れていたと考えられる
 →鍾乳洞ではなくなって地上の谷になる


厚東川で大地が東西に分かれたカルスト台地
東台ひがしだい(秋吉台)は保存エリアになっている
西台にしだいは人が活用しようというエリア
 →石灰石の採掘
秋吉台の石灰石は純度が高く良質
高度経済成長期にはセメントの材料として利用
 →日本の経済成長を支えた

ウバーレにできた集落

ウバーレ:ドリーネ(石灰岩が生んだ穴)より大きいもの

西台にある江原集落
・大阪夏の陣で敗れた落武者が逃げ延びて集落を開拓した
・独特の緩やかな斜面と石灰岩の水はけの良さを生かした畑作
(たばこ、さつまいも、大根、あずき、大豆)
・石灰岩は水を通してしまうが、泥岩の混じった地層(水を通さない地層)があり

 生活水を入手できた
→カルスト台地ができる際、サンゴの台地が隆起するときに

 泥岩の混ざった層も一緒に隆起したから
雨が降るとウバーレの一番低い場所から水が吸い込まれて
 洞窟を通って厚東川へ流れ出る

 →ウバーレの暮らしは自然と人が織りなしてきた

戦後秋吉台に訪れた危機
戦後秋吉台はアメリカ軍に接収され、

軍事演習場(爆撃演習場)に使われる計画があった
→大規模な反対運動が行われ計画は撤回された


景観を守るため毎年2月に山焼きを行う
近隣の住人1000人が協力し、周囲から一斉に火を入れる
山焼きをしないとすぐ森になってしまうため

今回のタモリさんの衣装
・赤と紺系のチェックシャツ
・ベージュのチノパン
・茶系のベルト
・青系のシューズ

今回のランチ:今回はランチの写真はありませんでした


★★★★★★★★★★★
今回は広い秋吉台を堪能した回でした。
あの景観を守るのに地元の方々が長い間尽力してきたと知って感動しました。
これからもずっと守っていってほしいです。

ブラタモリ 毎週土曜夜7時半~ NHK総合

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