2023年12月20日(水)の「にっぽん百低山」は「小菅山・長野」でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。
撮影:10月下旬
最寄り駅:JR飯山駅
今回登る山:小菅山(標高1047メートル)
今回のゲスト:乙葉さん(タレント)
今回のルート:石畳の道~不動岩~岩にめりこんだ社~ブナ林~小菅山
乙葉さん、長野出身なんですね。黒い帽子がかわいいです。
登る前から日本の原風景が
登山道にたどり着くまでに素晴らしい日本の原風景のような情景が目に入ってきます。
今は使われていない棚田の石垣は室町時代のものだそうです。
そのあと類さんたちが見つけた「カワ」と呼ばれる住宅をぬうように流れる水を
ため池にためた場所で住民の方が野菜を洗っていました。
このため池や水路も室町時代に築かれたものだそうです。
立派な鳥居と石段からスタート
鳥居をくぐるとひんやりした空気を感じるそうです。
歴史を感じる立派な参道です。
20分も登ると道幅は狭くなり乙葉さん曰く「山感」が増してきました。
なだらかだった石畳が終わり、急登が始まりました。
しかし乙葉さん、高校以来の登山ということですが、
ニコニコしながら類さんのあとをついていっています。
不動岩が見えない・・・
不動岩がありますとの印があるのですが、肝心の不動岩がみえません。
どうやらその場所からみえる場所の岩肌に不動明王像が置かれているそうですが、
木々が茂ってしまってよく見えません。
類さんが双眼鏡で見るもやっぱりよくわからないみたいでした。
結局映像はドローンで撮影。
いつ誰がどんな目的でおいたのか不明ですが、確かに不動明王像がありました。
小菅神社奥社に到着
その後も急登が続きますが、乙葉さん、類さんについていっています。
今度は岩に社が半分埋まっているような小菅神社奥社が見えました。
室町時代後期の建築で、国の重要文化財に指定されています。
この山は北信の三大霊場のひとつ(飯綱、戸隠、小菅)で、
それぞれ修験道場がありました。
16世紀には小菅山の麓には多くの寺院や宿坊が立ち並んでいました。
今の麓の町はこの時の跡地に建てられているそうで、棚田は元々宿坊の石杖として
築かれたものでした。
神社の中には洞窟があり甘露池という池が元々信仰対象だったそうです。
今はその場所は社に覆われ、お賽銭を投げる穴があります。
美しいブナの原生林
豊かな水をもたらすブナの原生林が広がっています。
ブナの木があるから麓には水が絶えることがないんですね。
この日はいいお天気でブナの原生林はとてもきれいに見えました。
ここが山頂?
ブナの森の中に山頂の印が小さくありました。
ブナの森の中ですが、ここが山頂だそうです。
今回は開けた山頂ではないので、ドローンに向かって手をふることは
できませんでした。
下山のあとのお楽しみ:雪と寺の町のDining
類さんは日本酒ですが、乙葉さんは梅ジュースで乾杯です。
「僕は米ジュースです」と言っていました。
一緒にいただくのは大根の酒かす煮でした。
すごく温まっていいですね。
類さんの一句 秋水一滴 奥社の闇に 木霊せり 吉田類
★★★★★★★★★★★★
今回の乙葉さんの体力には驚かされました。
なんだかんだと類さんのあとをスイスイ登っていってました。
下山のあとに飲まなかったのも乙葉さんが初ではないでしょうか。
でも不思議と乙葉さんだとまあそれもいいんじゃないってなりますね。
にっぽん百低山 毎週水曜昼0時20分~ NHK総合
見逃した方はU-NEXTでどうぞ。今なら31日間無料体験。