先人たちの底力 知恵泉 楠木正成

先人たちの底力 知恵泉 楠木正成 テレビ

2022年10月11日の「先人たちの底力 知恵泉」は「楠木正成 混乱を生き抜く”フラットな人づきあい”」でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。

今回のゲスト
実業家 高田明さん
山崎怜奈さん(元乃木坂46)
明治大学教授 清水克之さん

山崎さんは歴史好きということです、高田さんは楠木ファンということでしょうか。

楠木正成
・出生などナゾが多い人物
・150年続いた鎌倉幕府の終焉に尽力した武将
・鎌倉幕府軍と善戦したことで、後醍醐天皇方に味方する武将が増え足利尊氏や新田義貞が鎌倉を攻め込んだ
・後醍醐天皇にもはっきりとモノを言える人物
・合理的な人間で足利尊氏の力を見て後醍醐天皇に和睦を進言するも、聞き入れられず、湊川の戦いで負け自害した

知恵泉その一 地位や組織にこだわるな!個とつきあえ
常識破りの戦い方をする
赤坂の戦いで、正成は岩を落とす、お湯をかける、岩を投げるなど常識破りの戦い方をした
→正成の軍は武士ではなく野伏(普段は農業や商業に携わりながら有事の際に戦いに参加する武装民兵)
→名誉や武功にこだわらない
→幕府には悪党と呼ばれる(幕府に対して反抗的な考えを持っていた)

個の力で戦わずして勝利
四天王寺に籠城していると関東一の武士と言われた宇都宮公綱が攻めてきたときには寺はもぬけの殻だった
        ↓
戦わずして勝ったと思った公綱だったがその4日後、周囲を取り囲む山々に何万というかがり火がついていた
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大軍に囲まれたと焦った公綱は退散した
野伏を4~5千人集め、かがり火を炊き、大軍がいるように見せかけた

知恵その二 敵であっても良いものは良い 自在な目を持て!
足利尊氏が袂を分かって後醍醐天皇に反旗を翻し、正成軍は尊氏を打ち負かします

勝った正成は尊氏と和睦を提案
→尊氏は恩賞を武士に与えていたため負けた尊氏軍についていく朝廷軍の兵の姿があった
→尊氏から武士を引き離すことはできない
→尊氏を取り込んで全国の武士を取り込む方法へ
たとえ敵であっても尊氏の人望を正しく評価する目を持っていた

楠木正成は戦時中、滅びの美学の例えにされてしまったりしていたことは知りませんでした。
高田さんが言うように、あの時代に声を上げた、とてもフラットな人ですごい人だなと思いました。
今回は楠木正成の一生をダイジェストで振り返りつつ、正成のいいところをかいつまんで説明してくれていたので、とてもわかりやすかったです。

先人たちの底力 知恵泉 毎週火曜夜10時~ NHKEテレ

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