2021年7月21日(水)の英雄たちの選択は徳川斉昭でした。
徳川斉昭といえば徳川慶喜の父ですよね。
二人とも印象が強すぎて親子というイメージはありませんが、今回は斉昭の法の話でした。
当時の水戸藩の立場や御三家の成り立ちを聞いていると、「尊王攘夷」という言葉を掲げた斉昭の気持ちが分かるような気がします。
斉昭はそのリーダーシップで全国に名を知らしめますが、実は尊王攘夷という言葉の理想と現実を知っていたそうです。
それぐらい聡明だったということでしょうか。
現実が分かっているというのもなんだかつらいものですね。
晩年に井伊直弼が殺害されて「言語道断だ!」と怒ったそうですが、斉昭は自分が唱えた「尊王攘夷」の旗印がもはや自分でコントロールできないことをどう思っていたのかと思います。
それにしても江戸末期は外国船が日本の周りをうろうろししていたんですね。
日本にも来るということは他の国にも来ていたんでしょう。
斉昭の危機感は相当なものだっただろうと思います。
なにせ大砲で脅して食糧やらなにやら要求するのですから。
外交といえば聞こえがいいが、要は脅して利用したいだけですから。
こう考えるとよく植民地にならなかったなと思います。
小さくて欧米から遠くの島国だからというのはあるでしょう。
でもどう転ぶかなんて誰にも分らないですよね。
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