2023年6月15日(木)の「サラメシ」の「週刊朝日の編集部に昼がきた」を見ました。
以下、その部分だけですがまとめと感想と少しネタバレです。
週刊朝日は2023年5月末で休刊となりました。
大正11年創刊、今年で101年、日本でもっとも歴史のある総合週刊誌です。
政治、経済、社会問題、文学、名物コラムと幅広い記事で最盛期には150万部を誇りました。
今回はその「週刊朝日」の最後に取材が入りました。
「週刊朝日」編集部に昼がきた
・編集長、副編集長、編集委員、編集部員、デザイナー、DTPなど全部で50人のスタッフ
・毎週火曜発売 前週の土曜夜9時半が最終校了
デザイナー 大石さん67歳
・フリーランスで週3回ほど会社にくる
・30年のキャリア
・雑誌は4枚をひとつに印刷するので、ページを増やす場合は4の倍数
・記事が収まるようにするため数ページの間で何行不要かなどの提案をする
大石さんのサラメシ:妻の作った弁当
会社全体の社食で晩ごはんとして食べる(出社は夕方)
・鮭、ブロッコリー、卵焼きが定番
大石さん曰く数年前から週刊朝日にも休刊の日が来るんじゃないかと予感はしていたそう。なんとなく厳しい状況は見えてくるし、他の雑誌も休刊したりするところが出ている、現場にいるからこその思いを話してくれました。
記者 大谷さん27歳
・入社6年目、週刊朝日は4年目
大谷さんのサラメシ:会社の隣のビルのフルーツパンケーキ
・とっておきのときにくるお店
・フルーツがたくさん盛られたパンケーキ
記者の仕事がChatGPTやAIにとって代わると言われているが、大元のニュースを記事にするのは人間だと思うので、書く場所が変わっても記者の仕事はなくならないのではないかと大谷さんは話してくれました。
週刊朝日 第48代編集長 渡部さん52歳
・編集長を任されて2年
・締切までテレワークでできるようになっているので締切日でも閑散としている
・テレワークは楽だがデリケートな問題が起こったりしたときは会ったほうが早いとひしひしと感じる
・最後の締め切り日、匿名の女性から編集部へお菓子が届き感極まる
渡部さんのサラメシ:夫が作った弁当
・鶏の照り焼き、卵焼き、カリフラワーライスのチャーハン風
・糖質制限したい妻のためにご飯の代わりにカリフラワーライスを使う
・コロナ禍で夫が料理に目覚めた
・社内のお気に入りスポットである見晴らしがいい場所で晩ごはんとして食べる
編集部で働く人たちの今後を心配しているそうです。記者でさえ正社員は3人、編集長としてできる限りのことはしたが、納得はできないということでした。
最終号の校了日の様子
報道陣が詰めかけ、編集部員も次々と出社します。
この日は編集長もキレイなワンピースを着ています。
最後の締め切り直前、みんなでにぎやかに文章を直します。
そして最後の校了が終わると、みなさんで一本締めをして仕事は終わりました。
編集部でみなさんビールを飲み、デリバリーしたお寿司などを食べ談笑して夜は過ぎていきました。
★★★★★★★★★★
雑誌が次々に休刊となっていく話や、テレワークが進んで職場が閑散としている様子など、なんだか時代の流れを感じました。
50人ほどいるスタッフで正社員がほんの数人というのも今の日本の雇用状況を表しているような印象を受けました。
でもみなさんの雑誌への真摯な態度はものすごく伝わってきて、これからも頑張ってほしいなと思いました。
サラメシ 毎週木曜夜7時半~ NHK総合
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