2021年9月8日（水）の「シャーロック・ホームズの冒険」は「曲がった男」でした。
今回の話はとても分かりやすく確信に迫っていく感じがして見やすかったです。
それにしてもバークレー大佐の死因が自然死だったとは。
これはまさしく天罰が下ったということなんでしょう。
夫人もこれで楽になれるんじゃないかと思います。
曲がった男は昔自分が愛した男で、その男を陥れたのが自分の夫だったというのは残酷すぎる事実です。
もっと悲しいのが曲がった男である元軍人の男はかつてインドでバークレー大佐に陥れられて敵につかまり、長年奴隷のように扱われるうち腰は曲がり足も不自由になり、それでも自分を陥れた男への復讐だけで生きてきました。
ようやく逃げ出し手品をすることを覚え生きていくことにします。
自分が元軍人であることを同僚には恥ずかしくて知られたくなかったのだそうです。
長い月日が流れるうちに復讐する気持ちは遠ざかっていきます。
それぐらいの月日だったということでしょう。
男は死ぬ前にもう一度故郷が見たいと思い、お金を少しづつ貯めてようやくイギリスに戻ってきました。
男はインド風の服が目立ちすぎるということでボランティアが営む施設に服を求めてやってきました。
そこにボランティアに来ていた最愛の女性と再会します。
女性も彼を覚えていました。
男にとって長年夢にまで見た人に会えたというのはどういう気持ちだったのかと思いました。
今回はバークレー大佐が心臓発作を起こして倒れた拍子に暖炉に頭をぶつけて亡くなるという（厳密には倒れた瞬間にはもう息をしてなかったのではないかとワトソンが言っていました）因果応報な感じの結果で満足です。
だってあれでは男が可哀想すぎます。
でもあれだけ過酷な目にあった男が最後に殺人犯になるのはもっとつらいです。
バークレー大佐が男を見て死ぬほどびっくりした、そんな日が来ることをずっと恐れていたのかもしれません。
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