2021年9月10日（金）の「神谷玄次郎捕物控」はもう最終回でした。
もっとやってほしい。
調べたら第二シリーズというのがあるじゃないですか。
これも再放送してほしいです。
大名付の武士が殺された一件で同伴していた武士が玄次郎の元を訪れます。
そこからある浪人と札差の井筒屋の名前が上がります。
その札差には神谷は因縁がありました。
井筒屋の不正を追っていた神谷の父でしたが、あるとき母と妹が何者かに斬られて亡くなります。
その後父も後を追うように病死してしまいます。
その井筒屋ということでしたが玄次郎が乗り込むもしっぽを出しません。
すると今度は玄次郎に相談していた武士が斬られてしまいます。
そのうえ玄次郎にもその追っ手が伸びていました。
刀が取れず絶体絶命でしたが、恋仲であるお津世が身を呈して玄次郎をかばいます。
するとその男はそのまま帰っていきました。
玄次郎はその男を突き止め鶴木右膳なる浪人に出向きます。
右膳は故郷から女と逃げたがお金に困り女が身を売った、借金の糧に井筒屋に女をとられ、女は前の老中の水野の女にされていると聞かされました。
右膳は井筒屋と水野は結託して何か不正行為を働いた、それを嗅ぎつけた人間を斬るように命じられたと話した。
自分を捕まえても水野は捕まらない、町方風情に何ができるといわれた玄次郎は右膳が斬ったのは自分の母と妹だ、悔しくてならないと答えると右膳は驚いた様子で何も答えませんでした。
その後玄次郎は殺された武士が自分に託した帳簿を北町奉行の仲間に見せ、井筒屋を取り押さえます。
しかし水野には追及の手は伸びません。
右膳は自分の女と水野が暮らす家に入り、水野を殺して女も殺します。
女はやっと一緒になれるとつぶやき絶命しました。
その夜、右膳は玄次郎を呼び出します。
二人は何も語らず刀を交わし右膳が斬られました。
水野は病死ということになり、関係者は亡くなり、事件は終わりました。
玄次郎が帰ろうとすると恋仲のお津世がそこに無言で寄り添いました。
玄次郎が親の敵がとれてよかったです。
でもこういう形が精いっぱいですよね。
右膳は玄次郎のためにも自分で斬って終わりにしようと思ったのでしょう。
そして自分は玄次郎に斬らせたかったのでしょう。
もうたくさんの人を殺めてきた自分に未来はないから最後に罪滅ぼしもかねて玄次郎に斬って死にたかったのではないかと思います。
この右膳役は豊原功補さんでした。
寡黙な右膳役がはまっていました。
玄次郎も多くを語らず、最後お津世が待っていたのに、何も言わず前を通り過ぎます。
でも歩き方はゆっくりでした。
後をついてくるお津世に合わせてゆっくり歩いているようでした。
藤沢周平さんが原作ということで、終わり方がかっこよかったです。
何も語らない右膳も玄次郎もかっこよかったです。
この次のシリーズも再放送してほしいです。
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