シャーロック・ホームズの冒険 まだらの紐

2021年9月15日（水）の「シャーロック・ホームズの冒険」は「まだらの紐」でした

展開としてはすごく早くてホームズが事件を聞いて当日現場に駆けつけ、その日一日で解決するというスピード感です。
被害者が危険を感じた日を含めても2日しか経っていません。
今回はホームズとワトソンの掛け合いが楽しかったです。
ワトソンがお腹が空いて朝食を掻き込んでいるそばでホームズは出かける準備をして後で落ち合おうと立ち去ってしまいます。
それでもそのまま朝食を食べ続けるワトソン。
依頼人の自宅へ向かう列車の中で二人がそれぞれ調べたことを話し合うシーンではワトソンの聞き込みにホームズが身を乗り出して話し込んでいます。
二人の仲の良さが伝わるシーンでした。
依頼人のヘレンが食事の心配をするとワトソンがノリノリで話しているのをどうでもいいだろうと苛ついた顔をしながら目線を送るホームズがおかしかったです。

事件の概要としてはインド帰りで偏屈者の医者ロイロットが義理の娘の婚礼が決まるとインドから持ち帰った猛毒をもつ蛇を使って殺してしまいます。
理由はすでに亡くなった妻の遺産が生活の糧でしたが、娘が結婚すると3分の１は娘のものになるからという金銭的理由というのがホームズの推測です。
二人の娘のうち一人はその方法で殺しました。
しかしもう一人の娘のヘレンは姉から聞いていた夜中に聞いた口笛の話から、恐ろしくなってホームズのもとへ駆け込んだのでした。
ロイロットは娘と隣の自分の部屋の壁に通気孔を開け、娘の部屋には家政婦を呼ぶベルを天井から垂らしました。
ベットは固定されていました。
ロイロットは通気孔から蛇を侵入させ、ベルの紐を通じてベットに辿り着き、寝ている人間を噛み、ロイロットのわずかな口笛を聞くとベルの紐から戻っていくという訓練を受けたそうです。
ホームズはロイロットが不在のときに部屋を調べてそれに気づき、屋敷の離れに潜みます。
ホームズはこうやって潜むパターンが多いですね。
依頼者ヘレンに言い渡しておいた合図を受けて部屋に入り漆黒の中夜中を待ちます。
なにか異変に気がついたホームズが急いで灯りをつけると蛇がベットをさまよっています。
持っていた棒で追い払うと隣の部屋に戻り、そこにいたロイロットに噛みつき、すぐに絶命しました。
ホームズがすぐに行動したから依頼者は助かったのでしょうね。
今回はワトソンもなかなかの活躍でした。
ワトソンもインドで医者をやっていた時期があったので、ロイロットのインドでの生活について調べることができたのです。
本当に二人はいいコンビですね。
ホームズはワトソンの前でだけ自然体でリラックスしていますね。

シャーロック・ホームズの冒険 毎週水曜夜９時～ BSプレミアム

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