2022年12月21日(水)の「名探偵ポワロ」は「戦勝舞踏会事件」でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。
今回はポワロがラジオ出演して事件の真相を暴くとても華やかなお話でした。
事件の概要
ポワロはヘイスティングスと戦勝記念日の仮面舞踏会に出かけると、喜劇の一座の衣装を着ていたクロンショー伯爵の一行が目に留まった。その最中にクロンショー伯爵が殺され、ポアロはメディアから不名誉な見出しを付けられる。ジャップ警部と共に事件の捜査に乗り出した。
イタリア喜劇のコメディア・デラルテに扮するクロンショーの一行
・クロンショー卿・・・アルレッキーノ
・ココ・コートニー・・・コロンビーナ(アルレッキーノの恋人)
・ユースタス・ぺルテイン・・・パンチネット
・ミセス・マラビー・・・ブルチネッラ
・クリス・デビットソン・・・ピエロ
・デビットソン夫人・・・ピエレット
事件現場の状況
・硬く握られた手
・Cのイニシャルが入ったコカイン
・ローイストフトと書かれたメモ帳
・凶器はテーブルにあったナイフ(鋭利ではない)
・遺体のすぐそばにカーテンがかかった空のスペース
ポワロが気づいた事件の手がかり
・コカインはクロンショー卿のものではなく、恋人のココのものだった
・ココの所在確認を急ぐとココはコカインのやりすぎで亡くなっていた
・クロンショー卿の遺体を調べる(握られた拳に緑のポンポンを発見)
・ユースタスが持っている事件当日の6人の恰好をしているマイセンの人形を見て、衣装の細かい部分を確認
・デビットソン夫人は自分の衣装のポンポンがないのは食事のあとにポンポンがとれてクロンショーに預けたからだと説明するが嘘だと見抜く
(握られたポンポンは引きちぎられていたが、夫人の衣装はハサミで切られていた)
ポワロはラジオ出演して事件の真相に迫る
犯人はクリス・デビットソンでした。
クロンショー卿はココにコカインをやめさせようとコカインを取り上げ、コカインを渡している人間を公表するとココを脅しました。
彼はココにコカインを渡していました。
食事のあと、クロンショー卿と話をしたときに、鋭利ではないテーブルにあったナイフで彼を刺し殺し、空スペースに隠し、ココに大量のコカインを渡して送り届けた後、アルレッキーノの衣装を着て舞踏会に戻り、マラビー夫人にメモをしている姿を見せたあと、殺したクロンショー卿を事件現場まで運びました。
しかしシラを切るデビットソンにポワロは最後の一押しをします。
テーブルに置いてあったマイセンのアルレッキーノの人形をデビットソンに向かって放り投げます。
ポワロ「アルレッキーノには、もうひとつ、最後のトリックが」
(投げられた人形をデビットソンが左手でキャッチ)
ポワロ「マダム・マラビー!アルレッキーノはどちらの手でメモを書いていました?」
マダム・マラビー「あらいやだ。クロンショーは右利きだったわ」
ポワロに追求されてもシラを切っていたデビットソンでしたが、これで逮捕となりました。
事件が無事解決し大満足の面々でしたが、ラジオ局に英語の発音がなってないと抗議の電話が鳴りやまないと聞き、場が白けてしまいます。
ポワロはジャップ警部の英語がダメだといい、自分の英語のせいとは認めません。
そんなポワロの態度にジャップ警部も慣れっこなのか、あまり気にしていない様子でした。
★★★★★★★★★★
今回は華やかな舞踏会のシーンが多くて華やかな話でした。
デビットソンを最後までかばった夫人が気の毒でなりませんが、デビットソンがココまで殺害しようとしていたのかは、ちょっと疑問に感じました。
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