2021年11月6日(土)の「ブラタモリ」は「江戸の水」というタイトルでした。
江戸の街には地下に石桶や木桶の排水管が張り巡らされていて、江戸の人々はその水を井戸で汲んで使っていたということに驚きました。
タモリさんが江戸はもともと海のところがほとんどだから地下を掘っても海水しか出ないんだよ、と言われればそうだなとは思いましたが、まさかの排水管でした。
それはすごいことです。
しかもその水を引くために多摩川に取水口をつくり、玉川上水に水を流したそうです。
玉川上水は河岸段丘で土地が高かったり低かったりしたそうですが、そこも計算に入れて江戸まで水を流したそうです。
すごいですね・・・
また玉川上水の取水口では多摩川に堰が作ってあるそうです。
ここに投渡堰という堰があって、これは主に丸太を使っています。それが鉄のけたに建てかけられています。
多摩川が台風などで水位があがると、この鉄のけたを外して、堰ごと流してしまうことで水位の調整をするそうです。
堰を流すってすごいなと思いましたが、これは江戸時代からこの方法があったそうです。
この投渡堰はエコで費用も安く済むそうで、今でもこの方法が使われているそうです。
実際に堰を流してしまう映像をみましたが、確かに堰の上にある鉄のけたが回転する感じで動いて、堰が濁流の中に消えていきました。
えーこんなことしてたんですか、知らなかったです。
ちなみにこの玉川上水の取水口は羽村にあるそうです。
ドローンで撮った映像を見ると、その大きさに驚きました。
これだけの工事をたった8か月で行ったそうです。
玉川上水を作ったときの記録がないそうなので、番組では推測していましたが、これだけ地形の特徴を掴んでいることから、指示をしたのは伊奈氏ではないかと推測していました。
伊奈氏はそれまで利根川が江戸に流れ込んでいたのを銚子に河口を付け替えた大工事を指揮したと言われる人です。
じゃあ玉川兄弟はどうなるのということですが、番組では人集めなどで活躍したのではと考えていました。
この玉川兄弟は素性がよく分かっていないそうです。
玉川上水は河岸段丘だったため難工事でした。
それを短期間でやってのけるのは相当な知識がいるだろうと考えたからだそうです。
そうなんですね、そういうことも知りませんでした。
辛うじて玉川兄弟の名前を知っているぐらいでした。
今日のお話はびっくりすることだらけでした。
今日のタモリさんは江戸東京博物館でロケでしたが、ちゃんと地下の排水管だったり、江戸の街の模型があったり、日本橋を再現した橋があったりと、なかなか見ごたえがある施設なんだと思いました。
ちょっと行ってみたいですね。
ブラタモリ 毎週土曜夜7時半~ NHK総合
見逃した方はU-NEXTでどうぞ。今なら31日間無料体験。