刑事コロンボ #23 愛情の計算。
今回のコロンボさん、いろいろ驚いたことがありました。
今回はアリバイトリックがすごい、とかではないんです。
どっちかというとそれ以外のところが気になりました。
舞台はさるシンクタンク内で起こるのですが、人口知能の研究もしてるというではありませんか。
要するにAIってこと?
この作品1973年に作られたようなのですが、この時代にこのストーリー、すごいですね!
さすがに研究所の中の様子はちょっとセットっぽい感じはありましたが、いやー着眼点がすごいです。
もうひとつ、その中で天才少年なる人物が出てくるのですが、名前がスティーブン・スペルバーグ。(←スペルミスではありません。)
何それ?
実は映画監督のスティーブン・スピルバーグはコロンボ作品の演出をしてます。
#3 構想の死角。
そこからなの?でも脚本は同じ人ですね。スティーブン・ボッコ。
ということはスピルバーグからきてるってことで間違いないのかな?
肝心のドラマですが、ラストシーンが渋かったです!
シンクタンクの所長である犯人が連行される息子に動揺してコロンボさんに罪を告白するシーン。
ふたりきりで話をして階段に隣り合わせに腰掛ける。
コロンボさんが所長に葉巻を渡して火をつける。
葉巻は火がつくまでに時間がかかるから二人はじっとマッチの火のそばに佇む。
終わり。
コロンボさんの作品はなんというか余韻があっていいですね。
今回も楽しめました。
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