2023年4月8日(土)の「杏はただいまフランス修行中です」を見ました。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。
杏さん、イラストが上手なんですね!
どうしてフランスに移住したかをイラストで分かりやすく説明してくれました。
なんでも「面白そう」だったからだそうで。
一度は見知らぬ土地で生活してみたいと思っていたそうです。
人生一度きり、確かにそうですね。
今回は杏さんがフランスで体験したことをイラストにしてくれるようです。
<修行先①ガレット・デ・ロワを教わる>
ガレット・デ・ロワ 『王様の菓子』と称されるフランスの伝統菓子。
キリスト生誕のお祭りで食べるお菓子。
教えてもらう人はパリ9区に住む生まれも育ちもパリのパリジェンヌで出張料理人のナタリーさん。
(パイ生地)
小麦粉 500g
バター 50g
塩 10g
水 280g
(冷やした後)
バター 350g
・バターを細かく切って生地に落とし、手でこねる。
・バターが小麦粉によく馴染んたら塩を溶かした水を入れ、まとめる。
・ラップで包んで冷蔵庫で30分寝かせる
・生地をのばし棒でのばし、バターもクッキングシートをかぶせて伸ばし、生地の上にバターの層を重ねて二つ折りにする
・何度か重ねて冷蔵庫で再び30分寝かせる
(アーモンドクリーム材料)
アーモンドパウダー 100g
バター 100g
粉砂糖 100g
卵黄 2個
・全部をよく混ぜる
→生地をのばし、丸い型でぬくと、アーモンドクリームを上に伸ばす。
・フェーブと呼ばれる小さな陶器の人形を置く。
(食べた時にフェーブがあたった人は王様として祝福され、一年間幸福に暮らせるという言い伝えがある)
・上に生地を重ね、切れ目をいれてオーブンで50分焼く。
ナタリーさんの言葉
トゥーマッチにならず シンプル
シンプルだけど けっこう手をかけていながら それを見えないようにするのです
生地を寝かせている間、せっせと食器を洗う杏さんでしたが、師匠は杏さんを散歩に連れ出して待ち時間を楽しむのは、なんだかさすがですね。
自分の行きつけのお店を教えてくれて、やさしいですね。
杏さんはお料理が好きと言っていましたが、本当にそうだと思います。
すごく手慣れた感じがしました。どんどん自分で進めていこうとするのは性格でしょうか。
<修行先➁タンゴを教わる>
20世紀初頭、パリから世界に広がったタンゴ。
夏になると『ミロンガ』と呼ばれるタンゴのパーティーが開かれている。
教えてくれるのは、本場アルゼンチンでタンゴを学んだタンゴ歴35年のジャンさん。
(タンゴのポイント)
・歩くように踊る
・後ろに歩きながら踊るのはタンゴだけ
・リードするのはどちらかという訳ではない
・曲が終わったらゆっくり離れる
(ミロンガへ)
タンゴを踊るといっても、そんなに難しい練習はしていないように見えましたが、ミロンガへ行くと次から次へお誘いが。
色んな人と踊るうちに、ちょっと技を繰り出してみたり、ちゃんと踊れています。
相手の方がこう踊ろうとか、曲についての会話など、話題が尽きない感じでした。
ジャンさんの言葉
生身の人間と関わる中では 探しているものが見つからなかったとしても
幸せを感じることができます
驚くだけでもいいし 理解しなくてもいい
こういうことが 幸せへの第一歩ではないでしょうか
タンゴは未経験ということで、かなり緊張していたようでしたが、ミロンガでは楽しそうに踊れていてよかったです。
<修行➂マルセイユでブイヤベースを教わる>
ブイヤベース 漁師が余った魚を寄せ鍋にしたのがはじまり。
今では鮮度のいい魚をふんだんに使って高級フレンチとして饗されることも。
教えてくれるのは料理研究家のクリスチャンさん。
今回は家庭でできるレシピを教わります。
(スープの材料)
たまねぎ
にんじん
フェンネル
にんにく
オリーブオイル
アンコウの頭
ジレル・ヒメジ
粗塩
ハーブ(フェンネルの茎、ローズマリー)
トマトピューレ
水
・たまねぎ、にんじん、フェンネルを炒める
・アンコウの頭、ジレル・ヒメジ(魚)をカットせずそのまま入れて炒める
・多めの粗塩を入れ、水を入れず高温で火を通す
・フェンネルの茎、ローズマリー(ハーブ)を入れる
・トマトピューレ、水を入れ、1時間半じっくり煮込む
・ざるでこすと、仕上げにかさごをそのまま入れて煮込む
(アイオリソース材料)
にんにく 3片
卵黄 1個
オリーブオイル 少々
ヴィオレの肝
・すりばちで根気よくにんにくをすりつぶす
・ヴィオレの肝を取り出す
(フムス材料)
ひよこ豆
ハーブ
ケッパー
トマト
・ひよこ豆をペーストにして、ハーブ、ケッパー、トマトを混ぜ合わせる
→お皿にフムス、アイオリソース、(番組ではじゃがいもやクルトンも添えて)、最後にブイヤベースをかけて完成
クリスチャンさんは売れ残りの魚を買って、全部ブイヤベースに入れていました。
杏さんは好みが分かれると言われたヴィオレの肝が気に入ったようでつまみ食いをしていました。他にもつまみ食いが止まらず、みんなで白ワインを開けてリラックスしながらお料理していました。
ブイヤベースがすごく美味しかったようで、自分でおかわりをしている杏さんでした。
★★★★★★★
杏さん、フランス語特訓中とのことでしたが、「ぶっつけ街頭インタビュー」という企画では待ちゆく人に話しかけておススメの店を聞いていました。ヒアリングができているのがすごいなと感心しました。
ところどころ荒井由実の「やさしさに包まれたなら」の曲がかかりますが、なんだか今の杏さんの状態が「魔女の宅急便」のキキに被る感じで、ぴったりですね。
こうやって映像を見ていると、杏さんは決してぐいぐいいくタイプではありませんが、自然体の人で料理は手早いので、フランスには向いているかもしれません。
また続編があったら見たいです。
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