2023年6月3日(土)の「ブラタモリ」は「種子島~種子島は地球のチカラを感じる島!?~」でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。
撮影は3月中旬だったそうで、タモリさん、種子島に来るのは初だそうです。前日着いたはいいが、真っ暗だったそうで、朝景色を見て驚いたそうです。
今回のタモテバコ:種子島は地球のチカラを感じる島!?
今回の案内人
・南種子町 学芸員 小脇有希乃さん
・南種子町 学芸員 石堂和博さん
・鉄炮館 元館長 鮫嶋安豊さん
今回のルート
①種子島宇宙センター
➁報道用展望台(種子島宇宙センター内)
➂大門の峯(崖)
④広田遺跡
⑤門倉岬
⑥鉄浜海岸
⑦西之表市
種子島宇宙センターとは?
・打ち上げの時以外は出入り自由
・東京ドーム200個分の広さ
種子島にロケット発射台が作られた理由
・広い土地
・周りが海で落下物があっても海に落ちる
・地球の自転が生み出すチカラ=遠心力を利用する(赤道に近い場所ほど大きくなる)
→日本では南にある種子島から打ち上げている
・地球は西から東に自転するため、ロケットは東の方向に打ちあがる
→東側に海が広がっている種子島が選ばれる
種子島の成り立ちと地球のチカラの関係とは?
大門の峯 100万年以上かけて作られた地層(堆積岩)、
80メートルほどの崖
・種子島は海の底に積もった地層が隆起してできた
・フィリピン海プレート下のマグマの上にあるのが口永良部島
・口永良部島と12キロしか離れていない屋久島(1936メートル)はマグマが冷えて固まったものが隆起した島
・屋久島と20キロしか離れていない種子島(282メートル)は堆積岩が隆起した島
→これだけ近い距離で3タイプの島が存在する
黒潮が種子島にもたらしたもの
・暖かい黒潮が流れてきてサンゴ礁が形成される
黒潮 太平洋最大の海流 幅は100キロ近くになる
・古墳時代に作られた共同墓地の遺跡には南の島と交流していた痕跡がある(埋蔵品)
・その後日本の政権の下に置かれる→二毛作ができるほどの豊かな土地(国力がある)
・戦国時代(1543年)黒潮に流されてきたポルトガル人の船が漂着(鉄炮伝来)
・種子島は海の難所で漂着船が多く、中でも門倉岬が最も多い場所
・船は中国でチャーターされ交易していた船が黒潮で流された(所説あり)
種子島が鉄炮をつくることができた理由
・砂鉄が取れる
砂鉄 火山由来の岩石が崩れてできたもの
→火山でできた砂鉄が黒潮に乗って運ばれ海底に積もり砂鉄の層が隆起した
・領土をとられ、奪還するために火縄銃が必要だった
・1943年大隅半島の禰寝氏が攻めてきて屋久島をとられた種子島氏
種子島 時尭 鎌倉時代から種子島・屋久島を治めてきた種子島氏
→半年後鉄炮が伝わり時尭は2丁の火縄銃を買取り、島の刀鍛冶たちに火縄銃を作らせた
→翌年見事屋久島奪還に成功した(火縄銃を使ったかどうかの資料はない)
【番外編】ネジの作り方が分からない(ネジ発祥の地ともいえる)
火縄銃の後ろにあるネジ、雄ネジはできたが、筒の中に切り込みが入っている雌ネジを作ることができなかった。
あとでポルトガル人の技術者に教えてもらって、その製法は火縄銃と共に全国に伝来していった。
現在のロケットにもたくさんのネジが使われており、日本の技術力の高さを示すものになっている。
タモリさんの衣装
・紺色のコート
・チェックのシャツ
・オレンジ色のカーディガン
・ベージュのチノパン
・グレーのスニーカー
タモリさんのランチ:残念ながら写真はありませんでした。
★★★★★★★★★★★★
今回の種子島は島の成り立ちといい、黒潮の流れといい、鉄炮伝来の下りといい、鉄炮技術の習得といい、色んなことが重なり合って様々なものができているのだなと感心しました。
それが今でも歴史的な場所であるというのもすごいなと思いました。
ブラタモリ 毎週土曜夜7時30分~ NHK総合
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