2023年6月24日(土)の「ブラタモリ」は「関ケ原の戦い~天下の分け目は地形にあり!?~」でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。
タモリさん、関ケ原の戦いについてはいつかやるだろうと思っていたそうですが、難しいということで「番組の天下分け目になるかもしれない」と意味深発言をしています・・・
今回のタモテバコ:天下の分け目は地形にあり!?
今回の案内人
・岐阜関ケ原古戦場記念館 館長 小和田哲男さん
・東京大学 教授(自然環境学) 須貝俊彦さん
今回のルート
①関ケ原古戦場決戦地
➁東山道
➂大谷隊の決戦地
④黒田長政の本陣跡
⑤大谷隊本陣跡
⑥岐阜関ケ原古戦場記念館
関ケ原の戦いについてのデータ
・東軍およそ7万4000 西軍およそ8万2000
・開始から6時間で決着
・直径3キロほどの盆地、西から東に向かって低くなっている
<午前8時 開戦>
・地形としては西軍有利、三成の本陣は高い場所にある、家康の本陣は盆地の端の低い場所
<午前11時>
・家康が関ケ原の中に陣を進める
<午後0時>
・小早川秀秋が東軍へ寝返る
<午後2時>
・東軍勝利で戦いは終わる
関ケ原はどんなところ?
交通の要衝
・古くからある宿場町で東山道が通る場所
・東山道は伊勢街道や北国街道へ繋がっていた
東山道 都と東日本をつないだ重要な街道
東西をつなぐ道は関ケ原辺りにしかなかった
・東軍にとって南北に険しい山地があるため西に攻め入るには関ケ原を通るのが一番最短のルート
・西軍にとっては死守しなければならない場所 信頼をおける武将に任せる→大谷吉継
大谷吉継 石田三成と幼いころから豊臣秀吉に仕える
西軍大谷隊の地形を生かした戦い方
・東軍5500、大谷隊3000
・東山道を分断するように南北に流れる川を利用した陣形
・橋の西側に陣を置き、敵を橋に集中させ一気に攻める
関所にあるものを使った戦い
・大谷隊が陣を置いた川の東側には不破関があり、関所しか通らないように土塁で囲っていた
・西軍は土塁を巧みに利用し、東軍の主力部隊を400メートルも押し返す
東軍の大逆転劇!地形を利用した奇襲攻撃とは
・西軍島左近を東軍黒田長政の鉄炮隊が狙撃、島左近は先頭不能となったとされる
・石田三成の陣地や黒田長政の陣地の辺りには関ケ原断層があり、断層の上の道を移動した
【道ができる理由】断層が分断されると断層の周辺がもろくなり崩れる→隙間が道となる
西軍小早川秀秋の陣を置いた場所の地形のメリット
・東西両軍が陣を置いた中で一番高い山
・家康の陣が前へ進んでも南宮山の西軍毛利秀元(1万6000)が動かないことが見える
→関ケ原全体を見渡せる場所がなければ小早川は寝返る決断ができたのだろうか?
関ケ原には戦いの舞台装置のような地形があり、逆転劇や奇襲、裏切りを生み出した
タモリさんの衣装
・濃いグリーンのコート
・明るいグリーン系のシャツ
・濃いグリーンのニット
・グレーのパンツ
・ブルーのスニーカー
今回のランチ:うな重でした、いい笑顔ですね!
【番外編その①】不破関が果たす重要な役割
・関の西が関西、東が関東
・文化的にも分かれ目となる場所
【番外編その➁】番組スタッフが島左近に!
番組スタッフの阿部景子氏がちょっと軽そうな甲冑姿で島左近役を演じます。
口調がなんとも軽く、それがユニークな印象ですね。
性別については個人情報ということで伏せていました。
★★★★★★★★
タモリさんは長年関ケ原の戦いについて現地でじっくり歩いてみたかったそうで、念願が叶ったと言っていました。確かに小和田先生のような方に説明してもらえると本当によく分かると思います。
素人が行くと、どこにいるのか分からなくなりそうな感じです。
でも今でもきっと関ケ原には合戦の様子を歩いて体感したい人がたくさん訪れているんだろうなと思いました。
ブラタモリ 毎週土曜夜7時半~ NHK総合
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