にっぽん百低山 高尾山・東京

にっぽん百低山 高尾山・東京 テレビ

2024年11月8日(金)のにっぽん百低山高尾山・東京でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。

撮影時期:9月上旬
最寄り駅:JR高尾駅
今回登る山:高尾山(標高599メートル)
今回のゲスト:草刈民代さん(俳優)
今回のルート:渓谷沿いの道~蛇滝~表参道~薬王院~富士浅間社~高尾山山頂

年間300万人が登る日本を代表する低山。
しかし高尾山は特に特徴のある山ではない、それにもかかわらず多くの人を

惹きつける理由とは?
古より特別な聖地として崇められてきた秘密とは?

草刈さん、子供のころ遠足は休んでいたとか、なんからしいですね。

旧甲州街道にある登山口
類さんは何度も登ったことがあるそうですが、登山口は行ったことが

なかったそうです。
確かに道が細くて見たことがない景色ですね。
今回の道は高尾山を北から登るルートだそうです。
江戸時代後期の道標がありますが、それがなければ普通の田舎の道といった感じです。
登り始めると足元はコンクリートで登
りやすいように整備された広い道でした。
知る人ぞ知るという道で静かで誰もいません。


修験道の聖地である蛇滝
この日は雨の翌日ということもあり水量がいつも以上にあるそうです。
今でも滝行が行われ修験者以外立ち入ることはできません。
かつては行者だけが知る幻の滝でしたが、幕末に登山道が開かれると
聖地として多くの人が訪れるように
なりました。

これ登山道?
蛇滝の後の道は何も整備されていないような、類さんじゃないとどれが

登山道が分からないような原始的な山道もあり、道もすごく細かったりと
急に本格的な登山っぽくなってきました。
高尾山は1600種の植物と5000種もの昆虫が生息しているそうです。
モミの巨木があったりと、自然が手つかずのまま残されています。


表参道に合流
細い道を登っていくときれいに整備されたいわゆる表参道に合流しました。
展望台からの景色はとてもいいです、横浜まで見ることができました。
山道にはたくさんの句碑があります、高尾山は俳句の聖地でもありました。
その先駆けとなったのが明治の俳人、正岡子規でした。
冬の高尾山を訪れ句集を発表しました。


御神木の杉が並ぶ
整備され赤い灯篭がぽつぽつと配置された山道沿いに御神木の杉が並んでいます。
高尾山霊木「天狗の腰掛け杉」は樹齢700年ともいわれています。
その他にも樹齢数百年の杉が並んでいますが、これらは先にある薬王院に

奉納された御神木です。

高尾山の麓の町の八王子はかつて絹の流通の中心地で、北関東一円から

養蚕家が集まっていました。
高尾山薬王院には養蚕守護という護符があり、蚕を食い荒らすネズミから

守ってくれると広く信じられていました。
高尾山は養蚕家の聖地でもありました。

信仰の中心地薬王院
奈良時代に創建された古くからの修験道場です。
社の奥に富士浅間社という小さな祠がありました。
ここは戦国時代に戦乱で富士参詣が出来なくなった人のために祠を建てたということが伝わっています。
富士山への信仰は古くからあり、江戸時代には『冨士講』と呼ばれる

民間信仰が盛んになり、富士山に参拝するルートのひとつとして
高尾山にもたくさんの人が訪れるようになったそうです。
江戸時代、女人禁制をうたっている寺が多い中で
高尾山の場合は
女性も参詣できるこ
とはよく知られていたそうです。

原始宗教の場が高尾山だった?
高尾山が特別な山である理由として日が富士山の奥に沈む

『ダイヤモンド富士』が冬至の日に見られる場所であったこともあげられるようです。
縄文時代から太陽に対する信仰が原始宗教としてあり、古来日が最も短い冬至は

死から再生に転じる特別な日、その時神秘的な富士山を拝むことができる高尾山は
極めて神聖な聖地だったと考えられているそうです。

すごく賑わっている山頂
薬王院から歩いて山頂まで来ましたがたくさんの人が歩いていました。
山頂もものすごく開けているし登山客もたくさんいました。
見晴らしのいい場所に行くと、この日は富士山は残念ながら見ることはできませんでしたが、雲がなければ山々の先に富士山がどーんと見えていたそうです。
今回はドローンはなしでした。


登山の後のお楽しみ:ビアマウント
今回はなんと山頂にあるビアガーデンでバーベキューです。お酒はビールです。
なぜかバーベキューの時、類さんのお酒がビールじゃなくてハイボールみたいなものになっていたのが面白かったです。
絶景を見ながらのバーベキューなんて贅沢ですね。

祝:100座目!!!
今回がにっぽん百低山100座目ということで超小さなくす玉を割って

お祝いしていました。
「このささやかな感じがいいでしょ」と類さんが笑っていました。
これからも低山の魅力を紹介してくれるそうです、楽しみです。

今日の一句  神木に 羽音の余韻 空高し    吉田類

★★★★★★★★★★★★★★
今回の草刈さんの登山ウエアは陽射しをブロックしつつおしゃれだったと思います。

つばの長めの帽子に同色の手袋、長袖のウエアの首元には汗拭きようの細めの
ストールじゃないですが、首元に巻くことで陽射しをブロックしつつ、
汗にも対応できるし、とてもいいと思いました。
今回は記念すべき100座目ということもあって、エンディングに

たくさんしゃべっている印象でした。
記念の回だったから山頂でお食事したのかもしれないですね。

にっぽん百低山 毎週金曜午後5時半~ NHK-BS

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