2025年1月24日(金)の「にっぽん百低山」は「妙義山・群馬」でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。
撮影時期:11月上旬
最寄り駅:JR松井田駅(群馬県安中市)
今回登る山:妙義山(標高1104メートル)
今回のゲスト:和田彩花さん(タレント)
今回のルート:妙義神社~第一見晴~大黒の滝~第二見晴~タルワキ沢~相馬岳
類さんは妙義山に25年前に何度か登ったそうですが、相当厳しかったそうです。
今の僕に登れるかどうかと話していました。
確かに山容がすごい盛り上がってる感じで厳しそうですね。
妙義山は奇岩がそびえたっており、威厳があるという意味の「明々巍々」という
言葉が山の名前の由来だといいます。
厳しい修行の場だった岩峰の厳しさは国内屈指ですが、百低山では類さんにおすすめのとっておきのルートを紹介してくれるそうですよ。
古墳時代に創建された妙義神社
537年創建の妙義神社は江戸時代には徳川家から保護を受け、絢爛豪華な
社殿が立ち並んでいます。
江戸時代には養蚕農家が1000両もかけて灯篭を寄進しています。
この地は養蚕が盛んだったため富岡製糸場ができました。
妙義山には富岡に製糸場ができた理由が隠されているそうです。
中間道とは
登山入り口は神社の参道脇にある中間道入口という場所からでした。
中間道とは妙義神社から中ノ獄神社までの約4キロのコースで初心者コースと
いうことでした。
最初は杉の大木の中を整備された道を歩いていきます。
傾斜はそれなりにありますね。。。
神が降り立つ御神木とされる杉は手厚く保護され、相馬岳までの全域が
神社の神域だそうです。
第一見晴の足元がすごい
道の脇に見晴台があることに類さんはすぐ気づいていましたが、自分的には
もっと人工的に台が作られているものと思っていたら、別に何もありませんでした。
ただ」岩場のようなものが道から突きだすようにあり、その岩場に立つと
眺望が開けるというものでした。
確かに眺望はいいですが、岩場はそのまま行くと無くなるだけなので怖すぎます。
大黒の滝はとっても細い滝
あまり水量がないので細い滝でしたが、それでもこの日は前日に雨が降ったため
多いほうだったそうです。
このエリアにくる前後の道はなだらかで歩きやすそうですが、道幅がすごく細くて
二人とも山沿いを慎重に歩いていました。
妙義山と富岡製糸場との関係
①水
・水の品質が生糸の品質に直結するため妙義山から流れ出た水が流れる高田川の
そばにある富岡が製糸場の候補地となった
②杉
・富岡製糸場を作るため大量の木材が必要だった
・当初は神域の杉を切ることに猛反対したが日本の発展のため
最後は妙義神社の氏子たちも同意した
妙義山の清らかな水と杉が富岡製糸場とのつながりだったんですね。
中間道を外れ超本格的登山へ
タルワキ沢は沢ではありますが、ものすごい傾斜です。。。
上がった場所に相馬岳があり標高差は400メートルにもなります。
類さんが体力に自信のない方は登れませんが僕たちはちょっと頑張ります、
とヘルメット姿で話してから登山がスタートしました。
ゴツゴツした大きな岩の間をよじ登るように上がっていきます。
すると鎖場が現れました。
大きな岩に鎖が打ち付けてあり、足元は雨のせいでぬれているので
いつも以上に難しい感じになっていました。
類さん「軽そうだね・・・」
和田さんは元陸上部ということで結構スイスイ上がってきますが、
類さんはヘトヘトになっていました。
1時間20分かかって稜線へ
難所を超え二人ももうヘトヘトです。
稜線といってもまだ登っていて、これは大変です。
類さんが登ったこの時期は紅葉がきれいで、上から見る紅葉は格別だったと思います。
山頂からは浅間山
山頂からの景色は絶景でした。
浅間山が遠くに見えました。
天気がよくてよかったですね。
二人ともお疲れの様子でしたが眼下に広がる景色に顔がほころんでいました。
お疲れ様でした!
下山の後のお楽しみ:橘源氏庵
地酒(日本酒)で乾杯した後に食べたのは群馬の郷土食であるおっきりこみでした。
幅広の麺を季節の野菜やお肉と一緒に煮込んだ料理で繁忙期の養蚕農家が手早く栄養を取るための工夫から生まれたそうです。
これは体が温まるしお汁があるのでつるっと食べられていいですね。
今回の一句 岩峰の鼓動 妙なる紅葉かな 吉田類
★★★★★★★★★★★★★★
今回は類さんのフランス時代の写真を見ることができたレア回でした。
写真の類さんは日焼けしていて今の印象とはちょっと違いますね。
「僕画家だったので」
そうなんですよね、類さんは本当に多彩な方なんです。
にっぽん百低山 毎週金曜午後5時30分~ NHK-BS
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