2021年8月18日（水）の「英雄たちの選択」は関ケ原の戦いのときの九州での黒田官兵衛の戦いについてでした。
黒田官兵衛が九州で戦っていたことはなんとなく知っていましたが、徳川家康から奪った土地は領地にしてよい、という約束をもらっていたことは知りませんでした。
関ケ原の戦いの当時の勢力図を見ていると、九州は見事に西軍だらけでしたね。
しかも東軍だと明言していたのは細川忠興ぐらいだったそうです。
一応官兵衛も加藤清正も東軍でしたけど。
この辺りは日和見だったのかもしれません。
歴史ってそういうものなんですよね。
官兵衛は攻略を駆使してどんどん城を開城させ、味方に取り入れますが、最後に残ったのは薩摩の島津。
そこで家康から休戦の連絡があり、それを了承して休戦したそうです。
結局黒田官兵衛が得た領地は筑前の52万石だったそうです。
磯田さん曰くこれが絶妙な石高だったそうです。
周りに勝つには倍以上石高が欲しいところですが、そこまではいかない、という石高だと言っていました。
結局この戦いの後、官兵衛は中央には関与することなく隠居生活をしたそうです。
なんというか、徳川が統治して江戸時代があって、という印象だけでしたが、官兵衛の人生を改めてみていると、いつどうなるか分からないぞ、という気概が最後までありました。
あの時代、徳川の世になっても数十年はなんとも落ち着かない感じだったんでしょうね。
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