サラメシ オリンピック

2021年8月17日（火）のサラメシは東京オリンピックに関わった人たちのスペシャル版でした。

こう見ると実に色々な人たちが係わってオリンピック選手を支えてきたり一緒に戦ってきたんだなあと思いました。
中でもスケードボードの監督だった西川さんはなかなか大変そうでした。
なにせスケードボード選手は平均年齢がとても低いし、海外遠征はつきものだし、その上このコロナ禍で練習場の確保やその他色々調整が必要なことばかりなようです。
もともとスポーツ用品メーカーに勤めているということもあって、西川さんはとてもコミュニケーション能力が高い人でした。
こういう人じゃないとなかなか務まらないでしょうね。
いい結果が出て西川さんの努力も報われたと思います、お疲れ様でした。

もう一つ心に残ったのがパラの水泳選手のタッパーを担当している寺西さんという方でした。
タッパーとは盲目の選手に壁（ターン）が近づいていることを棒で知らせる人のことです。
寺西さんは釣り竿で自作したそうです。
竿の先に丸い大きな樹脂みたいなものをつけてそれを選手の頭や背中に当てて知らせるそうです。
寺西さんはもともと盲目のスイマー、木村選手の中学・高校の水泳部のコーチだったそうです。
50代の後半に学校を早期退職して木村選手の専属タッパーを務めるようになったそうです。
寺西さんが木村選手を「宝物」と言ったことにとても感動しました。
ちなみにランチは豊洲で買った豪華な海鮮丼でした。
一年に一度食べられるかどうか、なんて言っていましたが、さっと木村選手の海鮮丼にしょうゆをたらしたり、海鮮丼の説明をさりげなくする寺西さんはとても自然で、木村選手ととても気持ちが通っているのがよく分かりました。
パラリンピックで念願の金メダルを獲って二人で喜んでもらいたいです。
寺西さんも国旗が上がっているのかは盲目の選手には分からないから、一番になって国家を聞かせてやりたいと言っていました。
その通りだなあと思いました。

サラメシ 毎週火曜夜7時半～ NHK総合

U-NEXT