2021年9月3日（金）の「神谷玄次郎捕物控」は色々考えさせられる話でした。
今回は玄次郎と恋仲で料理屋を切り盛りしているお津世に死んだはずの旦那が現れます。
旦那から子どももいるから手を引いてほしいと言われた玄次郎はお津世と別れることにしました。
お津世は玄次郎に去られてしまってショックなようでしたが、旦那がやさしくしてくれると涙を流してよりを戻しました。
玄次郎とお津世の話を聞いた同心たちはお津世の旦那がふらっと何度かいなくなることを知って、女がいるのかと後をつけます。
すると泥棒一味のアジトに出入りしていることが分かります。
その泥棒はしばらく行方がしれなかった大物で、お津世の旦那はその一味でまた江戸に戻ってきたのでした。
玄次郎はアジトに乗り込む前にお津世に旦那が泥棒で自分が捕まえる、息子には夫は旅に出たとか上手に言っておくように伝えます。
でもすっかり旦那に騙されているお津世はその言葉を信じず、自分のことを恨んでいるからそんなことを言うんだ、自分は旦那が悪党でも構わない、子どもを可愛がってくれるし、自分のことも愛してくれるといい放ち、玄次郎をひっぱたきます。
玄次郎は「気が済んだか」というと、悪党だと気づかなかったことを詫びて立ち去ります。
アジトは踏み込まれお津世の旦那はじめ全員一網打尽にされました。
お津世の旦那は「女のことでは勝った！」と玄次郎に言い放ちます。
男は結局玄次郎に斬られました。
夜、打ちひしがれるお津世のもとに玄次郎が現れます。
するとお津世は自分の旦那は3年前に死んだと言って涙を流すと玄次郎の胸に飛び込みます。
玄次郎はそんなお津世を支えました。
うーん、見ていてこれはもう玄次郎とお津世のよりは戻らないように思いましたが、最後のシーンを見るとやっぱり戻ったと言うことでしょうか。
ちょっと玄次郎はかっこよすぎな感じもしました。
かっこよくていいんですけど。
男の人って他の男に走った女をそう簡単に受け入れるものですかねー？
玄次郎が身を引いたのはしかたのないことだとは思いますが、お津世からするとちょっとショックかも。
そこに優しくする人がいたら騙されちゃうかもしれません。
じゃあそれで幸せになれるならそれでいいじゃないか、と甘いかもしれませんが人間ってそんなに強くないですから。
それが結局全部嘘だったと知ったとき、きちんと事前に教えてくれた玄次郎のもとに行きたくなる、気持ちはわかります。
腑に落ちないのは玄次郎のほうです。
自分から別れを切り出したとはいえ、あっさり昔の男を受け入れてこれで幸せになれるかもなんて言っていたお津世を見てどう思ったんでしょう。
可哀想だと思うのか、バカな女だと思うのか、どうでしょうね。
旦那の死に際のセリフもどう感じたのか。
最後にお津世がもうすべて忘れるという感じでぶつかってきたとき、どうなんでしょう！
次回は最終回でしかも玄次郎に関わる事件だそうですが、それも注目ですが、個人的には二人の距離感にも注目したいと思っています。
神谷玄次郎捕物控 毎週金曜夜8時～ BSプレミアム
見逃した方は今なら３１日間無料体験。
