2022年4月19日(火)の「正直不動産」は第3話「信じられるパートナーとは」でした。
以下、感想と少しネタバレです。
今回のテーマはペアローンじゃないかなと思います。
以前永瀬財地(山下智久)がマンションを売った夫婦が離婚することになり、処分について相談にきました。
それがペアローンだったから、話がややこしくなります。
ペアローン
夫婦がそれぞれに住宅ローンを組む方法。
<メリット>
借り入れ金額を多くすることができる。
それぞれが住宅ローン減税を受けられる。
それぞれに借り入れ条件を設定することができる。
<デメリット>
契約が2本になると、手数料等も2倍になる。
片方が死別の場合、団体信用生命保険により死別した人の分の住宅ローンは保険金によって完済されるが、もう片方の住宅ローンが残る。
→単独ローンの場合は当人が死亡の場合は全額が償還され住宅ローンはなくなる。
離別の場合の対応は売却かローン引受けとなる。
離婚することが決まった室田夫妻
杉並区の3LDKのマンションを1億2000万円で購入
夫:一流広告代理店勤務
妻:大手出版社に勤務でファッション誌の編集長
そろって高収入のパワーカップル
夫は離婚後も所有を希望、妻は売却希望
妻ローン残高4600万をローン組み直しは審査が通らず売却することに
購入を検討する根尾夫妻
新婚3ヶ月で3つ年上の姉さん女房のカップル
夫:中堅企業
妻:大手IT企業勤務
妻の年収のほうが高い格差カップル
主導権は妻にあるのを夫は何も言えずにいる
室田夫婦の杉並区の3LDKのマンションを9700万で購入
根尾夫妻の妻は離婚夫婦の家を買うなんて縁起が悪いとはっきりいいますが、永瀬の正直なペアローンのメリットとデメリットの説明と夫婦とはどういうものなんだという真摯な態度が功を奏したのか、根尾夫婦の夫が妻に自分は買いたいとはっきり言いました。
そして結局は購入することになりました。
永瀬は自分でお客を一度は怒らせながらもうまくまとめることができてよかったですね。
あと室田夫妻の妻の根尾夫妻に対してのトークもかっこよかったですね!
一方の永瀬が教育係を務める月下(福原遥)にも難題が降りかかります。
それは店舗物件を営業することでした。
物件①
荻窪駅徒歩4分
人通りの多い場所
元喫茶店
賃料 月286000円
物件②
西八起駅徒歩8分
コンビニ跡地
商店街中心
シャッター付き
賃料 月220000円
結局月下は物件②を選択しますが、永瀬には怒られてしまいます。
販売事務手数料が多く取れて、通勤快速電車が停まることで乗降者数が売上に反映するから荻窪のほうが売りやすいと言いました。
荻窪を担当になった営業成績1位の桐山(市原隼人)は早々に契約に漕ぎ付けます。
それは他に内見者がいるように見せかけたり、出入り業者に前のお店が潰れたのは本人のギャンブルのせいだと立地などの問題ではないと吹聴させるというテクニックの賜物でした。
一方の月下は物件を眺める高田夫婦に声をかけ、駄菓子屋を開きたいという希望をまとめオーナーのマダム(大地真央)の元へ話を持っていくも、全く相手にされません。
永瀬が正直な発言をしてなんとかマダムに話を席につかせるも、月下の話を少し聞いただけで席を立ってしまいました。
しかし結局マダムは月下の提案を受け入れ、高田夫妻は店をオープンすることができ、月下も応援に駆けつけました。
すると桐山もチラシ配りを手伝いました!
今回は月下の父親の話も出ました。
不動産業者の口車に乗り高額な住宅ローンを背負い、夫婦仲も悪くなり離婚してしまいました。不動産業者を恨んでいましたが、その後住む家を紹介してくれた不動産業者はとても親身に家を探してくれたことから自分もそういう不動産屋になりたいとこの仕事を選んだということでした。
その話を聞いた桐山はなんとも言えない表情で立ち去るし、永瀬も何も言いませんでした。
桐山と永瀬は何を思ったんでしょうね。
基本的には成果主義の二人ですから。
しかし実は店舗物件を契約できなければ月下はクビだったので、危なかったですね。
ラストシーンではなにやら不穏な動きがあります。
登坂不動産のオフィスで怪しい動きをする人物がライバルのミネルヴァ不動産の人間に内部情報をリークしています。
そういえば室田夫妻の夫が他社に持ち込もうとした先もミネルヴァ不動産でしたね。
これはなにかありそうです。
正直不動産<全10話> 毎週火曜夜10時~ NHK総合
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