2021年9月21日(水)の「シャーロック・ホームズの冒険」は「青い紅玉」でした。
青なのに紅?なんだろうと思いましたが、この作品に出てくる「ブルー・カーバンクル」という青い宝石に由来したものでした。
通常は赤い石であるはずのその鉱石は見事な青色をしていたそうです。
「カーバンクル」というのが赤い宝石の総称で、しかしその宝石は青かったから「ブルー・カーバンクル」という名前がついたそうです。
今回はとても奇妙な始まりからで、伯爵夫人の宝石盗難事件と、ホームズの知り合いがガチョウと帽子を拾った話と2つの物語がある状態でした。
宝石盗難事件は当日配管の工事をしていた前科のある男が早々に逮捕されますが、事件のことは知らないの一点張りです。
帽子からホームズは持ち主の様子を事細かに推測します。
するとがちょうを持ち帰った知り合いが駆け込んできて、あの「ブルー・カーバンクル」がガチョウのお腹から出てきたと言います。
ホームズはまずガチョウと帽子を落とした人間を新聞に尋ね人を出すことで呼び寄せ話を聞きます。
しかし宝石の一件とは無関係でした。
そこでダチョウを買ったバーに向かいます。
バーのマスターは客に少しづつ積立をしてもらってダチョウを仕入れて上げていたそうです。
マスターも無関係と分かり、今度はマスターがダチョウを買った仲買人を聞き出します。
仲買人は商売にケチをつけられたと怒りますが、ホームズとワトソンの芝居に乗せられて購入先を教えます。
すると仲買人にダチョウの行方を聞く男が現れます。
仲買人にこっぴどく叱られた男は今度はホームズたちに囲まれます。
男は伯爵夫人のもとで働く男で、小間使いにそそのかされてダイヤを盗んだことを白状します。
男は配管工が前科があることを知り、男を自分の身代わりにしようとしたのでした。
宝石の隠し場所に困り、ダチョウを飼育する姉の家でダチョウに宝石を飲ますことを思いつきます。
姉が自分に一匹ダチョウをくれると言っていたからです。
姉に頼んで宝石を飲ませたはずのダチョウを持ち帰りお腹を割くと宝石はありません。
それで仲買人に売った先を聞きに何度も来ていたそうです。
ホームズは鬱陶しそうに「帰れ」と言い放ちました。
要は見逃すということでしょうか。
男が立ち去った後、ワトソンは抗議しますが、ホームズはあの男は小心者で刑務所に行ったら気がおかしくなるだけだとつぶやきます。
宝石を引き出しにしまい、一旦はクリスマスの乾杯をしますが、ワトソンに言われて捕まった配管工を助け出すために家を後にしました。
クリスマスの日、配管工は無事警察から釈放され待っていた家族と再会することができました。
ドラマはここで終わりになってしまったので、地味にその後どう事の顛末をつけたのか分かりません。
宝石は返したと思います。宝石を見つけた第一発見者の知り合いには報奨金が出るはずです。
ホームズは適当に落ちていたダチョウのお腹に入っていたというのか、それともどうするのでしょうか?
意外とつじつま合わせが難しいような気がします。
今回はホームズのいつもとは違う姿が見られました。
寝起きでガウンで髪がセットされていない、まだ眠たいホームズもかっこよかったです。
その後に髪も服も整えて暖炉の前に佇むホームズもかっこよかったです。
やっぱり、かっこいいですね、ジェレミー・ブレッド。
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