2021年10月23日(土)のブラタモリは「つくば つくばは日本の姿をどう解き明かす?」の回でした。
つくばが学園都市というイメージはありましたが、産業技術総合研究所というのがとんでもなく広いことには驚きました。
もうひとつ驚いたのが、タモリさんがこの産業技術総合研究所にある地質標本館に行ったことがあると言ったことでした。
ここに来たんですか、流石です。
案内してくれる方が入れ替わりでたくさん出てきていましたが、みなさん地質のプロという感じでした。
地質調査の基本である薄片づくりが日本の研磨技術によって支えられていることを知りました。
機械である程度の薄さにカットして、最後は人の手で研磨して薄くするそうです。
機械より人のが薄くできるっていうのが誇らしいですね。
しかもその研磨の技術が世界トップクラスというのは本当に素晴らしく誇らしいことだと思います。
研磨を専門とする女性の方の自分の親知らずの薄片も驚きました。
すごくキレイで、歯を研磨したとは思えませんでした。
あんな神秘的なものになるんですね。
タモリさんも興味深そうに見ていました。
この産業技術研究所に就職する方は、大学できっと地質学を学んだ人ばかりだと思うので、競争率が激しそうですね。
本当に広大な土地にあるので移動も一苦労でした。
最後に出てきた地層の調査の仕方についての解説も面白かったです。
熊本地震の調査を例に挙げていましたが、地層の断層がはっきり見えていました。
その下を掘ると、過去にも断層が歪んだ痕跡があるので、何度も断層が歪むたびに下の地層はどんどん差が広がっていって、地層があるところから2~3メートルぐらい下に落ち込んでいました。
ということは将来的にはまたこの部分の地層は歪む可能性があるということだそうです。
そうなんですね、一度だけじゃないんですね。
同じ場所がまた歪むということがあるんですね。
そういうことも知りませんでした。
地質学を学んだ人にとっては、その産業技術総合研究所は夢のような職場ではないかなとつくづく思いました。
いつかもっと研究が進んで、地震の予測ができるようになったり、事前に断層が把握できて防災につなげられるようになれば最高だなと思いました。
ブラタモリ 毎週土曜夜7時半~ NHK総合
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