2023年2月11日(土)の「ブラタモリ」は「前橋~なぜ前橋は”関東の華”?~」でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。
今回はしっかり雨が降っていたのでちょっと寒そうですね💦
タモリさんは前日高崎に泊まったので、今回は高崎だと思っていたそうです。
前橋県庁が建つ場所はかつて前橋城があり、前の県庁舎として使っていたそうです。
これは前橋が古くから重要な場所であることを示していて、徳川家康は前橋を「関東の華」と言ったそうです。どういうことなのでしょうか。
今回のタモテバコ:なぜ前橋は”関東の華”?
今回の案内人
・群馬地域学研究所 手島仁さん
・産業技術総合研究所 理学博士(地質学)高橋雅紀さん(7回目の登場)
・前橋市教育委員会 文化財保護課 小島純一さん
今回のルート
①県庁前
➁岩神稲荷神社
➂八幡山古墳
④前橋城跡地
⑤臨江閣
<前橋の立地に注目>巨大な岩神の飛石がある謎
・岩神稲荷神社にあるご神体でもある岩神の飛石の大きさは20メートル
・安山岩(マグマが急速に冷えて固まった岩石の一種)で浅間山から飛んできた
・2万7000年前浅間山噴火による山体崩壊で運ばれてきた
・飛石は地中に埋もれていたが、浸食により半分が地上に現れた
(土地の低い場所(広瀬川低地)と高い場所(前橋台地)ができた)
→関東の華は低地と台地に秘密がある
関東の華とは?(その一)前橋台地にある巨大な前方後方墳
・八幡山古墳は東日本最大の前方後方墳(前も後ろも角の古墳)
・前橋台地のヘリに古墳が密集する古墳群だった
・ヤマト政権を支える豪族が権力を誇示するために立地のいい場所に作ったと考察
→前橋に咲いた華(古墳群)
関東の華とは?(その二)前橋城
・前橋城は前橋台地の上にあり、そばに広瀬川低地があり、北に利根川があった
・水堀は人工的に作られた用水路(風呂川)で城内に水を引いた
・前橋台地のヘリを沿うように広瀬川低地から風呂川は流れている
→低地も傾斜があり、台地よりも高い低地から水を引いている
→軍事的に優れた拠点であり、水も豊富だった
・上杉謙信、北条氏康、武田信玄が城を争う
・1601年家康の重臣の酒井重忠に家康がかけた言葉
「汝に関東の華をとらせる」(関東の華=前橋城)
前橋城のその後・・・
・隣を流れる利根川が城を浸食し始める
・1700年前半河川改修を計画するも幕府の許可が下りず、結局当初の計画より東に反れたこともあり前橋城の浸食がますます進んだ
→1769年川越に城を移し、前橋は徐々に衰退していった
関東の華とは?(その三)生糸
関東で絹織物が発展し生糸の集積地として栄える、莫大な富を得る
岩倉具視「日本の華なり」と評した
→前橋の商人がお金を出しあって皇室を迎えるための専用の施設を建設
→同様の方法で前橋城を再建(以前の県庁舎)
★★★★★★★★★★
今回は雨がずっと降っていたので本当に寒そうでした。
それでもタモリさんは古墳や用水路の模型に興奮していました。
高橋さんの模型のお城の周りの馬(→群馬)、あれは面白かったです。
タモリさんが利根川の蛇行は予測できたはずだと突っ込んでいたのも面白かったです。
タモリさんの衣装
・淡いブルーのダッフルコート
・白のセーター
・淡い赤のシャツ
・黒のパンツ
・濃いブルーの靴
タモリさんのランチ:写真はありませんでした
ブラタモリ 毎週土曜夜7時30分~ NHK総合
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