2021年12月15日(水)の「シャーロック・ホームズの冒険」は「修道院屋敷」でした。
今回は事件が起こってホプキンズ警部が現場に到着するシーンから始まり、すぐにホームズに連絡が入るという珍しい展開じゃないでしょうか。
まるで刑事コロンボのような時系列ぶりです。
電報をもらったホームズが寝入っているワトソンを起こすシーンであの有名な「The game is afoot!」が出てきてるんですね。
「もうゲームは始まっているぞ」のような感じでしたね。
確かにホームズは朝明け前とは思えないテンションでしたね。
そうやってホームズに起こされてむくっと起きるワトソンってえらいなあと思いました。
今回は何もかもらしくない感じで話が進んでいました。
ホームズが事件を遠慮なく解決することをしなくて、慎重に犯人である船長を呼び出し、事の顛末を白状させます。
館の主人は富豪でしたが酒癖が悪く夫人に暴力をふるったり口汚く罵ったり、人としてどうかという人でした。
ホームズは屋敷を調べるなか、主人が夫人の犬を殺したり、夫人に虐待の後を見つけたり、色んなことに気づき、配慮した解決策を提示しました。
犯人を呼び出す前に、慎重に対応しなくてはいけないとワトソンに言っていた通りにしていました。
犯人である船長が立派な人物であると分ると、船長の罪を暴かないことにしました。
事件が終わったあと、ワトソンとホームズはワインを飲みながら事件を回想します。
船長の立派な立ち振る舞いに満足していたのか、ホームズは満足そうでした。
今回は何から何までいつもと違うホームズでした。
前回の「マスグレーブ家の儀式書」がいかにもホームズらしかったので、なんだかとても驚きました。
こんなこともあるんですね。
シャーロック・ホームズの冒険 毎週水曜夜9時~ BSプレミアム
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