2021年12月19日(日)の「ママにはならないことにしました」はとても色々考えさせられるドキュメンタリーでした。
出生率が低いと言われる日本でも1.34ですが、韓国の出生率は0.84でソウルだけでは0.64だそうです。
これはすごい数字ですね。
韓国が儒教文化が根強いというのは韓流ドラマを見たり、他のドキュメンタリーか何かを見ただけでもなんとなく感じることがありました。
ドキュメンタリーの中で大学の先生が、今の若い世代は幼いころから一つの目標に向かって頑張ってきて、ようやく一息つけると思ったらまた新たな課題を出されてもうそれに嫌気がさしてきているという解説はわかりやすかったです。
韓国の大学受験の日の映像を見るたびに、そのお祭り騒ぎが全くピンとこない私でしたが、ずっと頑張ってきた韓国の人達は本当に大変なんだなと思います。
お勉強には男女差はないのに、女性にはそのあと出産というものがまた新たな課題として出てくるそうです。
キャリアがあればあるほど、それを手放せるかというと本当に頑張っているだけに難しいですよね。
ドキュメンタリーに出てきた女性たちは伴侶の理解がすごくあったので、産まないという選択肢を選んでもとても安定していて幸せそうでした。
でもみなさん最初から子供はいらないと思っていたわけではなく、子供を産まないことに全く何も思わないではないということもよく分かりました。
何気にドキュメンタリーのインタビュアーを務めた女性とカメラマンのご夫婦が見事に意見が分かれていて、子供が欲しいというご主人と子どもを欲しくないというインタビュアーの女性で話し合いはずっと平行線でした。
ご主人は子供が持てないなら離婚も考える、みたいなことを言っていたので、このご夫婦はどうなっちゃうのかと一番心配になりました。
ドキュメンタリーでも言っていましたが、世の中が子供を持ちたいと思えないとなかなか出生率は上がらないのではないかと思ってしまいます。
女性が仕事をするのが当たり前にはなりましたが、子育ても夫婦二人でやり、仕事をどうするかも夫婦単位で考えることが必要じゃないかと思います。
今すぐにはどうこうならないと思いますが、少しづつそういう考え方が浸透していったらいいなと思いました。
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