2022年3月8日(火)の「オモウマい店」は二本立てでしたが、前半のとにかく明るいうどん屋さんですでにお腹いっぱいって感じでした。
埼玉県行田市にあるうどん屋さんの外観はなんだかおしゃれです。
オシャレなうすいグレーで塗られた壁に大きな黒いロゴが目立ちます。
店長さんはマイクもつけています。
別にずっと使っているわけではないですが、たまに使ってます。
でもそんなマイクはいらなくてもすごく声が大きくてよくしゃべるので、店内に響き渡る感じです。
そんな店主さんですが、出てきたうどんは驚くほどキレイに盛られていました。
しかも量も多かったです。
値段はかけうどんランチが870円と激安というわけではありませんが、自分で手打ちしているといううどんはとてもおいしいそうで、常連さん曰く、一番来ていたときは一週間で12~13回ぐらい来ていたと話していました。
他のお客さんも量も多いし、おいしいねと話していたので、間違いなく美味しいのだと思います。
店主曰く独学だそうですが、有名店に食べに行って、出汁の塩分量などを調べたそうです。
お店に怒られることもあったそうですが、相当研究熱心ですね。
元気の良さが目立ちますが、お料理は繊細だし、すごくお客さんに気づかいができる方でした。
テイクアウトもしているそうで、電話もよく鳴りますが、そうするとますますテンションが上がっています。
それもお客さんの様子が分からないから、元気いっぱいに話すようにしていると言っていたし、他の店員さん(店長はキャストと呼んでいます)が話すときも、決まった店員さんしか電話に出さないようにしているそうです。
やはり失礼があってはならないとの考え方からでした。
店長さんに店名についてディレクターが話を聞くと、店の名前は重度障害を持って生まれた自分の子どもの名前からとったことを教えてくれました。
すぐ亡くなるかもしれないと言われたそうで、じゃあ自分がこの店を頑張って続けさせられれば、この名前も長く残るからと思ってつけたそうです。
他のお子さんの名前も店のメニューには入っていて、店主にとって家族はとても大事な存在なんだということをすごく感じました。
そう思うと、店主がテンション高く電話で店名を言う時に、どんな気持ちで話しているかと思うと涙が出る思いがしました。
これからも頑張ってあの名前のうどん屋さんを続けていってほしいなと思いました。
オモウマい店 毎週火曜夜7時~ 中京テレビ