2022年3月11日（金）の「あしたも晴れ！人生レシピ」は「いざというとき困らない！相続問題」でゲストは森永卓郎さんでした。
ちらっと知っていたけれど、森永さんは父親の相続でたいへんだったそうです。
森永さんのご両親は母親が先に亡くなり、父親を森永さん夫婦が引き取って、11年ぐらい面倒をみていたそうです。最後は倒れられて奥さんが自宅介護したそうです。
でも領収書を取っておくようなことは一切してなかったそうです。
それは当時奥さんはとても忙しく、そのようなことをする時間が全くなかったそうです。
その後介護施設に入所してもらって、それは父親の口座から支払ったそうです。
その間、父親に通帳の場所を何度も確認したそうですが、覚えてないという答えだったそうです。
口座は底をついたようで、どうもその後は森本さんが払った感じですかね？
亡くなった後に相続しようにも口座がどこにあるのか知らないので、森永さんは郵便をひとつひとつチェックして、どうにか口座の場所を突き止めたそうです。
でもそうしたら今度は息子であることを証明する戸籍謄本が必要と言われたそうです。
まあ、銀行からするとそうかもしれませんね。
すると９つの銀行口座と２つの証券口座や不動産があり、結局相続税を払うぐらいの財産があったそうです。
相続税は相続開始後１０か月後にキャッシュで払う必要があるので、そのあとが大変だったそうです。
どうも森永さんが「私は稼いでいたのでよかったのですが」といういいぶりからすると１０か月で不動産の処分は間に合わなかったのかもしれないなと思いました。
要はキャッシュで払う必要があるから、自分で先に払ったということじゃないでしょうか。
しかも介護や生活の面倒を長年見たものの領収書が全くなかったので、それらも相続財産に反映するととなく、きっと弟さんと二つに割ったんだと思います。
地獄だったと言っていました。
あの年は震災があって森永さんの仕事もキャンセルが出て時間があったから対応できたと話していました。
しかし今度は自分が残す番になって、また問題が出てきました。
森永さんは自慢のコレクションがあって、それにかなりお金を使っているようですが、それが相続となるとどうなるんでしょうか。
森永さんは１００年後には素晴らしいものになる、と言っていますが、なんだか色々なものがコレクションされていて、到底そういういいものには思えません。
今度は残す側になって、もう一度相続を見直す時がくるというのはなんだか皮肉な話です。
森永さんはとりあえず奥さまに感謝の意となにかものを渡して表した方がいいと思います。
奥さまがいたから、同居も介護も乗り切ってきたんですから。
最後のオチがなんだか笑えましたが、これが大体の人に起こりうることなんだろうなと思いました。
あの女性の専門家の方も面白かったです。
最初は個性を感じなかったのですが、色んな事象の説明になると、説明にだんだん熱を帯びてきて、具体的事例になると、それは情感たっぷりにお話してくれました。
すっかり引き込まれました。
今日の賀来さんはピンクのボウタイのシャツでいつもながら素敵でした。
賀来さんは服の趣味もいいし、年齢に合わせつつ、華やかで、とてもいいと思います。
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