2022年3月19日(金)の「ブラタモリ」は日本の温泉スペシャルでした。
今までに訪れた温泉を色んな項目で分けて説明してくれました。
ロケは大田区にあるお風呂屋さんですが、黒湯温泉という温泉が沸いているお風呂屋さんでした。
日本の温泉は火山性温泉と非火山性温泉に分けられるそうで、火山性温泉としては別府温泉や箱根温泉、下呂温泉などがこれに該当します。
地中にしみ込んだ雨水がマグマから出る高温の水や水蒸気やガスとまざり、その熱や成分が含まれたものが地表に出てくるものだそうです。
一方の非火山性温泉としては白浜温泉や有馬温泉などがあげられるそうです。
非火山性温泉は、地中にしみこんだ雨水が地中の地熱であたためられて、それが地表に出てくるそうです。
そうだったんですね、温泉の回は結構見ていたのですが、その違いに気づいていませんでした。
また興味深かったのが、温泉といえば昔は湯治という立ち位置だったそうです。
湯治といえば長丁場になります。
それが江戸時代に入り、箱根が旅人に一日湯治ができるようになったそうです。
要は一泊温泉に泊まることができるようになり、これによりお伊勢参りの観光客が箱根温泉に泊まりにきたそうです。
しかも箱根では箱根七湯の紹介と温泉の入り方をまとめたものを江戸で売り出したり、温泉地に置いたことで、これが今でいうガイドマップとなったそうです。
タモリさんが気づいていましたが、江戸時代は身体を洗う洗い場などはなく、混浴で、湯舟の中で手ぬぐいを使って体を洗っていたようです。
「これ、今はダメと言われることなのにね」と言っていましたが、本当ですね。
また有馬温泉は秀吉が大層気に入った温泉地で、秀吉が作った湯殿が残っていました。
そこは浅く作ってあって、座って入るように作られていました。
今では当たり前ですが、それまでは立ち湯と言われる立ってお風呂に入るスタイルだったそうです。
それを変えてくるとは、秀吉の頭の良さを感じます。
日本にはヨーロッパに比べると様々な地層が折り重なっているそうです。
実際地図を見ると、そのようになっていました。
だから様々な種類の温泉が湧き出る世界に誇る温泉地となっているそうです。
タモリさんは4つのプレートがぶつかっているから、地層がぐちゃぐちゃに混ざっていて、それが多種多様な温泉を産み出したんだろうと言っていました。
本当ですね、これを未来まで守っていかないといけないですね。
ブラタモリ 毎週土曜夜7時半~ NHK総合
見逃した方はU-NEXTでどうぞ。今なら31日間無料体験。