2022年4月26日(火)の「正直不動産」は第四話「いい部屋の定義」でした。
以下まとめと感想と少しネタバレです。
今回のメインテーマはインセンティブと事故物件だと思います。
冒頭で部長の大河(シソンヌの長谷川忍)が引っ越しシーズンが終わった5月は売上が落ちると言ってますが、それはそうでしょうね。
というわけで今回は販売強化週間として営業担当者は中古マンションの販売を言い渡されました。
物件データ
スカイヒルズ西国分寺
3LDK 2800万円 12部屋
水回りが古くリフォームの必要がある
隣が保育園
駅から20分はかかる
オーナーは登坂不動産とミネルヴァ不動産の2社に声をかけたそうです。
社長は営業成績1位だったものにいつもの2倍のインセンティブを出すというと、みんな色めき立ちました。
インセンティブとは
不動産業界におけるインセンティブとは報奨金のこと。
不動産営業の現場では不動産契約1件あたり営業担当者は何割かの報奨金をもらうことができる。
営業の永瀬財地(山下智久)は賃貸マンションの成約リストを見ながら同じ3LDKのマンションで更新間近の人に営業をかけますが、一方の桐山(市原隼人)はあっという間に1組成約を決めていました。
永瀬はあんこ業者を使ったからだといいます。
あんこ業者
売り主側の仲介業者と買い主側の仲介業者の間に経つ仲介業者のこと。
あんことは饅頭のあんこのことを指し、食べてみないと分からない、お客からは分かりにくいからそう呼ばれているとも。
あんこ業者を使うメリット
色々な不動産屋に情報を流すので、早く契約が決まる可能性がある。
あんこ業者を使うデメリット
購入希望者に物件のいい面しか伝えていないことが多いため、後でトラブルになる可能性がある。
あんこ業者に対して手数料を払わなければならず、仲介業者の手数料はその分減る。
永瀬は営業メールで反応があった田ノ上夫婦に営業をします。
正直に物件のデメリットを伝え、物件情報の細かい話をします。
成約確実だと思われましたが、ミネルヴァ不動産が田ノ上夫妻に接触し、購入予定物件は事故物件だと話します。
もちろん事故物件ではなくミネルヴァ不動産の妨害でした。
田ノ上夫婦は事故物件ではないことは分かってもらえましたが、成約するかどうかの返事はありませんでした。
一方で登坂不動産の元へ事故物件に住みたいという奇妙なおばあさんの節子さん(風吹ジュン)が現れます。
永瀬が教育係を務める月下咲良(福原遥)が色々と物件を探すことになってしまいました。
事故物件
入居者が何かしらの理由によって死亡した物件。
国交省ガイドラインの見解では
自然死 事故物件にあたらない
不慮の事故死
発見が遅れる 事故物件にあたる
長期間に渡り放置
となっている。
事故物件がなかなか見つからない中、永瀬は節子さんがミネルヴァ不動産の差し金で来たのではと疑います。
しかし節子さんは一年前に亡くなった主人が一度会いに来てくれたが、その後来てくれないので、事故物件に住めば主人も出てきやすいかと思ったのだと話します。
永瀬は自分が責任を持って探すと言ってしまい、中古物件そっちのけで事故物件を探します。
永瀬と月下がようやく見つけた物件は実は事故物件ではなかったのですが、エレベーターが途中で停まってしまうというトラブルがなぜだか解消しないから困っていると嘆きます。
永瀬が説得してオーナーが尻込みする70代の節子さんの入居にOKをもらいました。
すると節子さんは息子夫婦が心配して近くに住みたいというから西国分寺で中古で3000万ぐらいの物件はないかと相談しました。
ちょうど強化月間になっている物件の条件にぴったりでした。
結局永瀬は田ノ上夫婦と節子さんの息子さん夫婦の2件を成約、桐山は3件成約しました。
しかし桐山はあんこ業者を使ったので、手数料は半分となり、実質的には永瀬の勝ちでした。
永瀬は潔く負けを認めていましたが、桐山もあんこ業者を使ったのに、実質的には永瀬に負けたといってもいい結果に悔しそうでした。
登坂社長(草刈正雄)はミネルヴァ不動産の動きと、桐山と永瀬の仕事ぶりに何を思ったのでしょうか。
正直不動産 毎週火曜夜10時~<全10話> NHK総合
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