2022年6月25日(土)の「ブラタモリ」は「京都・大原~なぜ大原は癒しの里になった?」でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。
今回はあいにくの雨からのスタートです。
今までお天気に恵まれることが多かったのですが・・・
野口さんは特に癒されたいことはないそうです。
タモリさんの「ないんだろ」というツッコミが早かったですね。
しかし大原が人口約2000人という規模ということにびっくりしました。
今回のタモテバコ
「なぜ大原は癒しの里になった?」
今回の案内人
古文書研究家 上田寿一さん
三千院門跡 門主 小堀光實さん
京都大学大学院(自然地理)教授 水野一晴さん(比叡山の回にも登場)
漬物店 代表 久保勝さん
もち米農家 横山良平さん
タモリさんが辿ったルート
①「女ひとり」の石碑の前
➁三千院 有清園、往生極楽院、本堂
➂三千院南側の山すそ
④三千院近くの参道 しば漬け店
⑤大原の西側の田園地帯
⑥寂光院
三千院の中でも有名な有清園に着くと、タモリさんがここにくると明るく感じるといいます。
小堀さんは苔のせいで明るく感じると答えました。
大原の癒しの空間ポイント1 三千院
①比叡山からの水が川となって流れている
➁庭にはわらべ地蔵がいる
➂国宝の阿弥陀三尊座像の両隣にいる菩薩様は前かがみで正座(大和座り)をしており、救いを求める人に手を差し伸べる慈悲の心を表している
④独特の節回しで唱える声明(しょうみょう)
タモリさんはこの声明に以前から興味があったそうで、今回近くで聞けて大満足でした。
大原の癒しの空間ポイント2 若狭街道
小浜から続く若狭街道(鯖街道)は断層に沿ってできたので高低差がなく一直線であったので、人々が行き交う場所であり、また京都から近いという場所であったのも理由です。
大原の癒し空間ポイント3 しば漬け
建礼門院(平徳子)が名付けた紫葉漬(しばづけ)は茄子と塩と赤しそだけで作られており、優しい柔らかい酸味が大原の癒しの味だったということでした。
大原でできる赤しそは他の産地よりもリラックス成分が多く含まれておりとても香りがいいそうです。
大原はしそに適した水はけと露と交雑しやすいしそが盆地でしにくく、また大原の人が原種を守ってきたのも大原の赤しそが特別になった原因でした。
タモリさんも野口アナもしば漬けは大好きだそうで、特に野口アナは美味しそうに食べていました。
大原の癒し空間ポイント4 大原女
建礼門院に使えた女性が山仕事に励むときの姿を大原の女性がまねた格好が大原女の姿であり、それで柴(しば)を担いで行商に行くと、その可愛らしい恰好が評判となり葛飾北斎他様々な浮世絵師により描かれ大変な人気を誇りました。
それが大原の存在を癒しの存在にしたということでした。
タモリさんが言うようにおしゃれで可愛いです。
大原の癒し空間ポイント5 寂光院
建礼門院が身を寄せた場所であり、平家物語「大原御幸絵巻」では建礼門院が花を摘む様子が描かれています。
これは建礼門院が前向きな生活をしていたということであり、それは大原という場所だからだろうということでした。
寂光院の本堂は22年前の火災で全焼したそうですが、本尊だけはその姿が残りました。
その体内からは3416体もの焼けずに残った小さな仏像が出てきて、それは救いを求めた人々が奉納したものと言われているそうです。
野口アナ「疲れるぐらい恋をしないといけませんけど」
タモリさん「なんかそれ言うねえ」
タモリさん「恋なんてうのはアレだよ。お互い疲れて喜びあってる」
野口アナ「なるほど、学びが多いです、今日は」
なんだか最後深い話になりましたね。
オープニングでは雨模様でしたが、寂光院ではとても晴れていました。
よかったですね。
タモリさんの衣装
・ベージュのトレンチコート
・バーミリオン色のニット
・赤い細目のストライプシャツ
・濃紺のパンツ
・黒のスウェードの靴
タモリさんのランチ
松花堂弁当のような感じでした。
鯖寿司があるのかも?
ブラタモリ 毎週土曜夜7時半~ NHK総合
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