2022年7月13日(水)の「名探偵ポワロ」は「砂に書かれた三角形」でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。
今回の事件の舞台はロードス島
ロードス島(当時イタリア領→現ギリシャ領)が舞台で、本当にロードス島で撮影されていて観光名所も見る事ができて、ちょっといつもと違う楽しみがあります。
事件の概要
ロードス島で休暇を楽しんでいたポワロが滞在するホテルに二組の夫婦がやってきた。
ダグラスとバレンタインが急接近し、お互いの夫婦の仲に険悪な空気が流れる。
しかしポワロが島を離れようとした日にはお互いの誤解も解け一緒に旅を満喫していたが、美貌も財産もあるバレンタインが毒殺され、彼女に入れ込んでいたダグラスが逮捕された。
ポケットから毒の瓶が出てきたからである。
ポワロが感じた事件の気配
・旅行先はマージョリーが希望した場所だったのにパメラには主人の言う通りにしてよかったと、まるでダグラスが希望していたかのように話したこと。
・マージョリーがパメラに「ダグラスが離婚したがっている」と話したのを聞く。
→ダグラスはカトリックなので離婚を希望するはずがない。
トニーとマージョリーが恋仲で、バレンタインとダグラスは何も知らないということをポワロは薄々感じていたようです。
ポワロが感じたその他の違和感(事件とは関係ない)
・バーンズ少佐の職業
→少佐が沖に出ているのは魚釣りではなく、海岸線を見張るためだったこと。
少佐には重大な任務があるってことですね。
ポワロが突き止めた事件解決の糸口
・蛇の毒の入手ルート
パメラとポワロが二人で路地裏で毒について聞いていると、冒頭パメラを助けた利発な少女が手招き。
ある館に案内するも女性しか入れないということで、パメラが聞き込みに行くと、毒を売った相手がイギリス人女性だったと聞かされる。
今回の見どころ
なんといってもロードス島のパレスホテルでの休暇の過ごし方でしょう。
地図で確認するとロードス島は驚くほどトルコに近い島です。
なのでとても異国情緒が漂っています。
ポワロさんが泊まったパレスホテルは白い壁がシックでとても素敵です。
実際本当にロードス島にパレスホテルはありますが、とても現代的で大きなホテルでした。(素敵ですけどね!)
ビーチやアポロ神殿など遺跡巡り(女性陣がヒールで遺跡を登るのはどうかと思いますが💦)を見ているとちょっと旅行に行きたくなりますね。
しかも夕食はドレスアップしてビリヤードや食前酒を楽しんでからという時間の過ごし方は、なんとも優雅です。
事件の真相
犯人はマージョリーとトニーの共犯でした。
二人はイギリスですでに関係があり、資産を持っているバレンタインを殺し、その罪をダグラスに着せようとしました。
ホテルからパスポートを盗みトルコに逃げようとしますが、ポワロが乗ったバーンズ大佐の船と警察の船に追いかけられ、万事休すとなりました。
今回はポワロにはパメラという陽気な同伴者がついて、とても楽しかったです。
こういう出会いって旅の醍醐味ですよね。
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