名探偵ポワロ 海上の悲劇

名探偵ポワロ 海上の悲劇 ドラマ

2022年7月20日(水)の「名探偵ポワロ」は「海上の悲劇」でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。

前回の「砂に書かれた三角形」はロードス島でしたが、今回は地中海クルーズをしてエジプトアレクサンドリアに寄港していることから、これは続きの話と思えちゃいますね。

今回の事件の舞台と捜査の経緯
クルーズ船の船内で起こった密室殺人。
エジプトのアレクサンドリアに寄港中に船内に残ったクラパトン夫人がナイフで刺され殺害される。
船長からエジプトの介入は避けたいと捜査を依頼された。

ポワロが感じた疑問点
・クラパトン大佐のトランプの腕を褒めた時急に様子が変わって自室へ戻ったこと

ポワロが気づいた事件解決の糸口
・クラパトン大佐が舞台に立っていたのは手品師ではないと思い当たった時
→死亡推定時刻は当日10時前後ということでしたが、暑さもあり不確定な状態でした。
→以前同船しているフォーブス将軍からクラパトンがミュージックホールの舞台に立っていたことを聞かされていた。
→クラパトンが手品師ではなく腹話術師だと気づく

ポワロが仕掛けた事件解決のトリック
・皆を集め、ポワロの問いかけにトランクの中にしまったおしゃべり人形が話し出す
なんなのジョン、ドアには鍵かけてあるの。
 ボーイに入って来られると嫌だから。

しゃべったのはお人形を貸した少女でした。
お人形が話し出した瞬間にクラパトン大佐が驚愕の表情を見せます。
なにせ自分が行ったトリックの再現を目の前でされたのですから驚いたでしょうね。

今回はいつもと違い夫が犯人だという決定的な証拠がなかったのではないでしょうか。
すると自白を引き出すしかありません。
私ちゃんとできた?ポワロさん
無邪気に笑う少女が何とも印象的でした。


犯人はクラパトン大佐でした。
クラパトン夫人は夫に対して大変高圧的な態度でした。
一方船上で知り合ったキティとパメラという少女との楽しい時間を過ごすうち、手遅れにならないうちに自由になりたいと考えるようになったのではないかと考えられます。
大佐に思いを寄せるエリーがそう言っていました。
エリーは大佐が特別自分に対して何も思っていないことに気づいているのがなんとも切ないですね。

今回はポワロはクルーズ旅行を楽しんでいる様子がよく分かります。
クラパトン夫人のように感じの悪い人に対しても神経質になる様子もありません。
色んな場所を訪れ、ヘイスティングスが写真屋でポーズを決めるのを見るのを楽しみ、現地のレストランで食事をする、旅行の達人といった感じです。
クリスティがこういう感じで旅をしていたのかもしれませんね。

名探偵ポワロ 毎週水曜夜9時~ BSプレミアム

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