2023年1月31日(火)の「大奥」は「三代将軍家光・万里小路有功編4」でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。
番組タイトルは三代将軍家光・万里小路有功編4ですが、これは大奥の連載回数が4回目ということで、家光と有功編としては3回目です。
今回で家光と有功のお話はほぼ終わりです。
次回冒頭に少しでてくるようですが、次回は基本的には5代将軍家綱の話になっています。
<キャスト>
徳川家光 堀田真由
万里小路有功 福士蒼汰
春日局 斉藤由貴
村瀬正資 岡山天音 石橋蓮司
玉栄 奥智哉
朽木植綱 永井大
松平信綱 山中聡
捨蔵 濱瀬ノリタカ
今回のストーリー>
春日局は有功に家光から身を引くようにいい、変わりに連れてきた市中で種付けが上手いと評判の捨蔵を褥にあげるように言い渡す。
有功は時間が欲しいと春日局に申し出で断るが、結局は家光の説得に回った。
家光は怒り死ねというと有功は殺してほしいと懇願した。
家光は涙ながらに他の男との子ができなかったら一緒に死んでほしいと頼むと有功は快諾した。
褥で気安く話す捨蔵を足蹴にした家光はお前がわしに抱かれるのだと言い放った。
1年後、家光は女児を出産し、捨蔵は家光よりおらくという名をもらう。
愛おしそうに子どもをあやす様子に有功は声をかけそびれた。
子どもが上様やおらくの方に似ていると話す有功に有功を想って作った子だから有功の子だと話した。
そんな中おらくが足を滑らせて頭を打ち寝たきりの身になった。
春日局の了承を得、再び褥を共にする家光と有功だったが、やはり子どもはできず、春日局は溝口という男を用意した。
そのことをすんなり了承した家光は心にあるのは有功だけだと笑顔をみせるが、有功は少し寂しそうな表情をみせ、夜部屋を小刀でズタズタにし、家光は母になって強くなったが、自分は心から喜んであげることができないと部屋子の玉栄に話し泣いた。
家光は市中を歩き、働くのは女で男は家の中で大事に育てられていることを知った。
有功はおらくがロクな世話もされずにいるのをみて、自ら率先して世話をするようになった。
一方大名家でも男の跡継ぎが生まれず、女に男装をさせ嫡男のふりをさせていた。
六人衆でも問題になり、女子に家督を継ぐことを許すべきではないかという声があがるも春日局が反対するが、そのまま倒れてしまった。
春日局の世話をどうするか相談していると、おらくの方が市中で流行っている伝染病にかかってしまう。
春日局にはいやがらせをしていると言って有功が世話をすることになった。
春日局は有功に家光のそばにいるよう願って亡くなった。
その後家光は自らの身を謁見した大名にさらし、女将軍となった。
※褥に上げる・・・男女が一夜を共にする
<今回の名シーン①>:有功が家光に他の男を褥に上げることを頼むシーン
家光「死ね!お前など死ね!」
有功「では、殺してください」
家光「ならぬ、ならぬ、決して有功は死んではならぬ。
わしが石女なのじゃ・・・」
(有功は首を振る)「さような・・・」
家光「ううん。なあ有功。どんな男と沿うても、わしはきっと胎めまい。
有功、その時はわしと一緒に死んでくれるか?」
有功「私にそれより他の道がございましょうか」
家光「・・・うん」
家光は小さく頷いた。
※石女・・・子どもができない女性のこと
<今回の名シーン➁>:春日局の臨終の言葉
春日局「有功殿、どうか、どうか、世が滅びるその日まで上様と共にいてくだされ。
有功 「まだ私などが、お力になれることがございますでしょうか」
春日局「あの日わしは仏をさらってきたのじゃ。
間違いばかりのばばであったかもしれん。
じゃが、そなたには気の毒であった。
じゃが、そなたをさらってきたことだけは間違いではなかった。
(有功は涙を流し春日局の手を握る)
春日局「上様を救ったのはそなたじゃ。
これからもそなたしかおらぬ。だから、どうか。」
有功 「もったいなき、もったいなき仰せにございます。」
春日局は頷くとそのまま眠るように永眠した。
★★★★★★★★★★★★
有功が言うように母となり強くなった家光に対して子をなすことが出来ない有功の悩みは深まるばかりでしたが、春日局の言葉に救われたのではないかと思います。
でも家光は有功がいるから強くなれたし、春日局にも感謝できたのだと思います。
有功役の福士蒼汰君、とっても上手でした。
お経を読むシーンも、本当のお坊さんみたいでした。
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