プロフェッショナル さだまさし

プロフェッショナル さだまさし テレビ

2023年2月9日(木)の「プロフェッショナル 仕事の流儀」は「時代を歌う、私を歌う、未来を歌う~さだまさし~」でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。


今回はさだまさしさんです。
よく「朝までさだまさし」でお元気な姿を見ているので、ついつい見てしまいました。

2022年8月に密着がスタートしました。
・7か月で41公演のコンサートを行う真っ最中。
・音合わせ10分。
・50人を超えるスタッフさんに自ら運んでお弁当を差し入れ。
・30年超えのスタッフさんも多数。
・本番までスタッフさんの控室で過すことが多い。
「体温交換してないと、いざというときにひとつになりにくいから」
・コンサートで歌う曲の半数は新曲。

さださんの曲の作り方
・曲のテーマになりそうなキーワードを日頃から集める
・ギターを鳴らしてテーマにあった音を探す
 →この作業を延々と続ける
「この音をならして 自分を追い込んでいくんですよね」
「自分の中に釣り糸を垂れる」

70歳の今でも毎年新曲を作りアルバムを1枚出すそうです。
曲作りはスタジオと自宅で繰り返し続き、その間にコンサートをしています。

「曲作りを許されたっていうことは僕は責任があると思うのね」
「社会が間違っていると思ったら 間違っていると言わないといけない」

さださんの曲作りを支えるもの
①ラジオの仕事
➁ハガキを使ったテレビの生放送

「なにかあがいているんでしょうね 
 それだけ心の中のストックが 
 だいぶ枯渇してきてるのかな」

歌を手放しかけた過去
・3歳からバイオリン教室に通い、音楽の名門校に通うため上京
・すべてをかけて臨んだ入学試験は不合格
「おれはできると思ったのが、ペシャンとたたき潰された」
・高校大学へと進学したがバイオリンに代わる夢は見つからず中退
→逃げるように故郷の長崎へ帰る
・故郷の音楽仲間と組み「精霊流し」がヒットしたが、さだの体調不良もあり4年で解散
→故郷の長崎へ帰る
・24歳ソロとして活動を開始、27歳で出した「関白宣言」がミリオンセラーとなる
→女性蔑視、差別助長というバッシングを一部の団体や評論家から浴びる
・「防人の詩」では戦争を美化していると非難される
→35歳、長崎に帰る
目標を失いかけていて、もう終わるかもしれない、終わる前に何か長崎にお礼奉公したいと最後に無料コンサートを開く(費用の3000万は借金)
→偽善者、売名行為という声が聞こえるが、それでも20年続けた

長崎という場所はさださんにとって特別な場所なんですね。

グレープで1日限りのコンサートを開く
・2022年は結成50年の節目で12曲に加え、2曲の新曲を加える予定
・しかし新曲のテーマも思いつかない
「あのころの自分に返事をかかないとだめだな」
→1曲は今の時代の生きにくさを歌にした
・本番7日前になっても新曲は1曲しかできていない
「いいものであれば 強引に差し込む」
→前日にほぼ完成させる
吉田政美「よく思いつくね こんなの」
さだ「つまんない歌詞だな これ」
→コンサート当日の朝までに歌詞を作り直した

「路傍の石じゃないですか 歌なんて」
「訃報がポーンと流れたとき『いたいたいた』っていうのが歌手の仕事なんで」
「でもどんな石を置いてきたかで その人が何やろうとしてきたかは伝わってくるから」


<苦労した2曲目の新曲の歌詞から>
「生き甲斐も しあわせも 私が決めるもの」

→過去の自分への、今を生きる人たちへのメッセージ

「生き残ったヤツの勝ちだね いろいろ言われたりしたけど」

プロフェッショナルとは
「もっとできるよね 
 それはその時の自分の限界であって
 限界って毎日あげていかないとね
 それを諦めたらだめだね プロとして 
 と 自分に言い聞かせてます」

★★★★★★★★★★★★★★
さださんの密着は数か月だと思いますが、コンサートの様子や曲作りなど、色々なさださんの表情を見る事ができました。
70歳になってもぎりぎりまで歌詞に悩む様子は、これぞプロだなと思いました。
なんども戻ってきた長崎という場所があったからこそ、今のさださんがあるんでしょう。

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