歴史探偵 秀吉 大坂城

歴史探偵 秀吉 大坂城 テレビ

NHKプラスで「歴史探偵」「VR探索!秀吉の大坂城」を見ました。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。

こちらは2022年6月29日初回放送です。
現在の大坂城は後世に築かれたもので秀吉が築いた城ではないそうです。
再現してるのかと勝手に思っていました。

ちなみに大坂の「坂」が「阪」ではないんですよね、初歩的な話ですが。

元は秀吉が建設しましたが、大坂夏の陣で豊臣家滅亡と共に焼け落ちてしまいます。
その後徳川家康が大坂城を再建しますが、秀吉が作ったものとはまるで違うものだったそうです。
その大坂城も江戸時代の落雷で焼失し、以降再建されませんでしたが、戦後再建され現在の姿になっています。

大坂城復元プロジェクトで忠実に再現
ゲスト:奈良大学教授(城郭考古学者)の千田嘉博さん
豊臣時代の城は大坂城の地下に埋まっています。
江戸幕府によって徹底的に破壊され埋められたそうです。
しかしそれでも秀吉が作った大坂城の痕跡は探すことができました。

<秀吉時代の石垣>
しかし現在発掘調査がすすみ、秀吉が作った大坂城の石垣が見られるそうです。
秀吉の築いた石垣は野面積み(難易度の高い石垣)でした。

<秀吉時代の唐門>
琵琶湖に浮かぶ島、竹生島ちくぶじまにある宝厳寺唐門(国宝)は唯一現存する秀吉の大坂城の建物ではないかと考えられているそうです。
豊臣家が滅ぶ前に竹生島に移されたそうです。
高価な黒漆や金の装飾が施された豪華な造りになっています。

<秀吉時代の天守>
大坂城図屏風は秀吉の大坂城を描いた最古のものと考えられる
大坂城もきらびやかな装飾がなされている様子がうかがえる
「桐」と「菊」はもともと天皇家の紋章だが、その紋章が建物に描かれている
→自らの権力や天皇家との近さを表していたのではないか

秀吉の築いた大坂城とは、高さ40メートルの黄金の天守に巨大な城郭を持った城

秀吉の天下取りのヒミツも分かる大坂城
豊臣大坂城の図面をもとに部屋の場所も再現している
・高さ10メートルの桜門
・天守が壮大に見えるように計算されている
・政務を行った表御殿には虎の皮を海外から取り寄せ、訪れた人の度肝を抜く
・対面所は狩野派によって美しい自然の絵が描かれ、秀吉の文化力も見せた演出
・スペインから献上されたドン・ペドロという名前の像がいた

圧倒的なスケール感や異国の動物まで配置したエンターテイメント力がある大坂城は天下を治めるための巨大な舞台装置だった

VRで真田丸も体験できた

<攻める徳川軍>
大坂冬の陣で豊臣軍は淀川の堤防を決壊させ城の周囲を含めた広範囲を水浸しにしているのですのこを組んで前進
まきびしがまかれているゾーンがあった
堀が築かれていた

<守る真田軍>
・城壁は2階建てで兵士は3人一組で射撃する
(1人は射撃、1人は弾を込める、1人は掃除)

真田丸の強さが分かるVR体験でした。
加藤アナも千田先生もおおはしゃぎでした。

★★★★★★★★★★★★★★★
秀吉の作った大坂城がどれほどきらびやかだったのかは、VRじゃないと感じきれないかもしれません。
家康が作った大坂城とこうも違うもんかなとおもいました。
冬の陣と夏の陣、あの時、何かが変わっていたら歴史は変わっていたかもしれないと思うと、すごく不思議な気持ちになりました。

歴史探偵 毎週水曜夜10時~ NHK総合

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