名探偵ポワロ チョコレートの箱

名探偵ポワロ チョコレートの箱 ドラマ

2023年3月10日(金)の名探偵ポワロチョコレートの箱でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。

今回はポワロがベルギー警察時代のお話なので、黒の警察官の服装をして、声を張り上げて走るポワロを見る事ができます。ちょっと髪もありますね。
また美しい女性が登場して、ポワロは心が動いている様子も見られます。
いつもと違うポワロを見られる貴重な作品です。

事件のあらすじ
ジャップ警部がベルギー警察に表彰されることになり、ポワロはお供することに。
昔の同僚とかつて関わった事件の話になった。
大臣のポール・デルラールが心臓発作で死亡し、病死と発表されるが、当日ディナーの席に居合わせた亡くなったポールの妻の親戚のビルジニーはその死に不審に思いポワロに調査を依頼した。
現場となったポールの書斎に空になったチョコレートの箱があったが、上と下の色があっていなかった。

新たな事実が見つかる
・(大臣死亡当日のディナーにいた)ボージュが服用する高血圧の薬がチョコレートから発見される
・ボージュは高血圧の薬は盗まれたという自分の潔白を証明するために自分が情報局の人間だと身分を明かす
→ドイツと戦争になった場合、政府内でドイツに協力する人物を探っていた

ポワロも最初から完璧ではない?
ポワロは大臣死亡当日のディナーにいたサン・アラール伯爵を疑い、ビルジニーの協力でオペラに外出した隙に自宅を捜索し、高血圧の薬の瓶を発見した。
ビルジニーが自分が自白させようとデルラール邸の家の者が外出する日を狙って彼を呼び出し、ポールの死亡した事件の話をした。核心に迫った時、家人が早く帰宅してしまい、ポワロは家人に見つかってしまった。
ポワロは犯人はサン・アラール伯爵だとポールの母のマダム・デルラールに説明するが、途中で真相が違うことに気づく。

ポワロが事件の真相に気づいた瞬間
マダム・デルラールに事件について説明していた時、
マダム・デルラール「ピンクの箱にグリーンの蓋」
ポワロは驚いた表情をしました。
ポワロが持っていたのはグリーンの箱にピンクの蓋でした。
ポワロ「はぁ、そういうささいなことが常に事件の核心なんです。
      (中略)
    この蓋は何色ですか?箱の方は何色ですか?」
マダム・デルラール「私の視力では区別がつかないわ・・・」

真犯人は・・・
真犯人はマダム・デルラールだった。
動機は息子のポールの政治姿勢を看過することができなかったから。
信心深いマダムは、国や教会に対して対立的な行動をとる息子を、そのために自分の妻でさえ殺した息子に対して、自分が死ぬ前にケリをつけたかった
ポワロに自分が死ぬまで発表を待ってほしいと頼むと、ポワロはもっとずっと長くと答えますが、マダムは毅然とした態度で自分がいなくなったら発表してほしいと言った。

【番外編1】ビルジニーからブローチをもらい感激のポワロ
もう完全にビルジニーの魅力に引き込まれている感じですね。
またブローチが入っているケースが素敵!
ピンクの花のブローチでしたが、冒頭でポワロが付けているブローチの花の色は紫でしたね。
これは、どういう?

【番外編2】ポワロが叫ぶ!そして走る!
ポワロの自宅に人影が見え、ポワロが叫びます。そして走って犯人を追いかけます。
よく見ると決して早くはありませんが、そういえばこういう役どころっていつもはヘイスティングスですよね。
幸いにも犯人は心臓が悪く、すぐ捕まりました。

【番外編3】ジャップ警部のフルネームが発覚!
ジャップ警部がベルギー警察に表彰されるときに本名が読み上げられました。
「ジェームス・ハロルド・ジャップ」がフルネームでした。
なんとなく居心地の悪そうなジャップ警部がおかしいですね。

【番外編4】ビルジニーはポアロの友人と結婚
ポワロは友人で薬剤師のジャン・ルイがビルジニーと結婚したことを知らなかったんですね。
ジャン・ルイが息子や妻を連れてきたので、ポワロは懐かしいビルジニーと再会します。
胸のブローチがちょっとせつないですね。

★★★★★★★★★★★★
今回は事件の真相をポワロは20年ぶりに旧友に明かしました。
でもこのあとどうしたのか気になります。
マダム・デルラールは名のある方でしょうし、20年経ったからと言ってそのことをポワロが公表するとは思えません。
こっそりサン・アラール伯爵に明かすって感じでしょうか。
そしてビルジニーがジャン・ルイと結婚したのにも驚きました。
だって身分が・・・気になりますね。

名探偵ポワロ 毎週水曜夜9時~ BSプレミアム

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