2023年3月12日(日)の「ダーウィンが来た!」は「鉄腕DASHとコラボで調査!海の大異変」でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。
今回は「ザ!鉄腕!DASH!!」とまさかのコラボ企画で、桝太一さんが登場しました。
桝さんは海の生物研究の経験があり、確かにもってこいの人物ですね。
今年はテレビ開始70周年ということで、日本の自然を見つめてきた番組同士で自然を守る手助けをしようと団結した結果のコラボ企画だそうです。
第一章 東京の海で異変が続々
<三宅島>海岸から200メートルの場所にザトウクジラ
ザトウクジラはブリーチングというジャンプする行動や、頭や尾びれで海面を叩く行動をしている
→求愛行動(音でメスの気をひこうとしている)
・2019年から見られるようになり、三宅島から八丈島の間に500頭以上が集まる
・それまでザトウクジラが見られたのは三宅島から南に800キロ小笠原諸島の亜熱帯の海
(異変の理由)黒潮の流れの変化により海水温が上昇したためではないか
異変の結果・・・
テングサがなくなった
・三宅島の特産であり、色々な生き物を育む重要な存在であるテングサがなくなった
・2016年にはあったテングサが2019年には激減
→テングサを住処にしていた伊勢海老も大幅に減る
<伊豆大島>マイワシの大軍
・2020年に確認、大島全体を覆う大軍がやってくる
・魚の耳石(頭の中にある組織にその魚が育ってきた水温や塩分の情報が記録)から紀伊半島で生まれ、黒潮にのり北の海に移動、繁殖可能になったころ伊豆大島にきた
(異変の理由)黒潮の流れが変わり、伊豆大島が繁殖の条件がそろった場所になったのではないか
潜入!DASH海岸(マハゼの暮らしを追う企画に参加)
東京湾の一角のDASH海岸の調査
・アサリが見つかる
2009年では生きものがおらず、ヘドロが溜まっていたが、土や岩を入れ手入れを続けたことで豊かな干潟の証しと言われるアサリや150種類近くの生物が確認された
→時間をかけて継続的に身近な自然を見ていくことが大切
第二章 クジラ大集結の謎を解き明かせ!
クジラの鼻水(潮吹き)を調査する
潮吹きした水の中にはクジラのDNAが含まれているので、そのDNAを世界各地のクジラと照合して、三宅島のクジラがどこから来たのが探ることができる
→シャーレを乗せたドローンでとる、3回成功
1か月後、クジラのDNAが無事採取できたので、これから世界各地のクジラとの照合が始まる
★★★★★★★★★★★★★★
第二章のクジラの鼻水を取るというミッションはかなりの職人技でした。
しかし最終的に取れたのでよかったです。
クジラの謎もイワシの謎もまだ調査が始まったばかりだそうです。
三宅島のテングサがなくなってしまったように、なにか生態系への影響もあると思うので、きちんと調べて対策が練れるようになるといいなと思いました。
ダーウィンが来た! 毎週日曜夜7時30分~ NHK総合
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