サラメシ 仙台せり収穫メシ

サラメシ 仙台せり収穫メシ テレビ

2023年3月9日(木)の「サラメシ」のうち「仙台せり収穫メシ」を見ました。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。


せりという名前は知っていましたが、どんな風に食べるのか知りませんでした。
今回登場した宮城県名取市のせり農家さんのサラメシを見て、せりがどんな風にできて食べられるのか知りました。

せりはたくさんの水の中で育つ
田んぼのような畑にせりが広がっていました。60センチの深さがあり水が張っています。ご主人が膝をつくと腰まで水に浸かりました。
この地域は湿地帯で稲作には向かず、せりの栽培が盛んになりました。
撮影があった日は雪が少し降っている中、水の中で作業するのは大変な重労働です。

仙台せり
全国トップのせりの生産量を誇る宮城県。うち8割は名取市。
出荷の最盛期は冬。
冬は根っこ、春は葉っぱがおいしいと言われる。

ご主人には夢があったが家業を継いだ
40代のご主人は総合格闘技、プロレスの世界で生きたいという夢があったそうです。
しかし早くに父を亡くし、さらに高校3年生のとき、農園を開いた祖父が病に倒れ、一転農業系の短大へ進学し、20歳で家業を継ぎました
ベテラン農家さんの元に頼み込み、栽培のノウハウを勉強し、土壌改良に取り組んだ結果、根っこに甘みが貯まるようになりました。
それまでは捨てられていた根っこを食べてほしくて、知人で飲食店を営む人に根っこもおいしく食べられるメニューを開発してもらいました。
そうして生まれたのが仙台せり鍋でした。

震災の時に仙台せり鍋を振る舞う
震災のあと、支援にきてくれた方々に仙台せり鍋を振る舞うと、とても喜ばれたそうです。ご主人はおいしいと言ってもらえて嬉しかったし、この町の良さを確認することが出来たそうです。地元においしい食材があるということが、頑張ろうという気持ちを奮い立たせてくれたんですね。

せりを整えるのは母と妻
収穫したせりはご主人の母(60代)と妻(40代)の二人が枯れた葉や折れた葉を取り除き、束ねていきます。
とても地道な作業ですが、お二人とも仲がよさそうで、せりをまとめていきました。
多分ですがせりが傷むのを防ぐためなのか、作業場に暖房は入っていないようです
水に浸かったご主人も寒いでしょうが、座って冷たいせりを整えるお二人も寒そうです。

サラメシ:せり入りみそラーメンとせり焼き
味噌味の袋めんにせりを切って入れていました。せりは最後に入れたほうがくたくたにならずおいしいというのが奥さんのやり方でした。
寒い時期で、温かいものが食べたくなるので3日に1回はラーメンだそうです。
せりと油揚げなどをしょうゆで炒めたせり焼きは母が作ったそうです。
この日の気温はマイナス5度。
ラーメンの温かさが身に染みるようです。
ご主人はラーメンを食べると唸っていました。この日は特別寒いそうです。

【番外編】きょうのひと皿<三浦家おすすめ・せり焼き>
①せりの茎と葉を5センチほどに切る
➁油揚げも5センチ幅で細切りにする
➂鍋に油をひき、糸こんにゃくを入れ、水分をとばす
④切ったせり、油揚げを入れ、しょうゆで味付けする
⑤軽く炒めたら蓋をして余熱でせりに火を通す
・大量に作っておかずにしたり、晩酌のあてにもなる
・せりのおいしさが分かる一品

★★★★★★★★★★★★
夢への情熱をせりにむけて頑張るご主人は凄いなと思いました。
きっとお母さんも奥さんもそんなご主人を頼もしく思っているのではないかと思います。
それにしてもせりがあんな水の中で育つことを知りませんでした。
しかも根っこがおいしいなんて、全く知りませんでした。
ナレーションを担当している中井貴一さんも大好きだそうです。
一度食べてみたいです。

サラメシ 毎週水曜夜7時30分~ NHK総合

見逃した方はU-NEXTでどうぞ。
今なら31日間無料体験。


U-NEXT

タイトルとURLをコピーしました