2023年5月7日(日)の「緊急特報!侍ジャパンWBC世界一の熱狂!」を見ました。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。
WBCから2か月ほど経ちますが、今見ても力が入っちゃいますよね。
今回は3時間の特番でした。
出演者:栗山英樹さん、古田敦也さん、松坂大輔さん
アナウンサー:小木逸平アナ、安藤萌々アナ
選手・関係者32人の証言の中の裏話的なエピソードを中心にまとめてみました。
BEFPRE WBC 世界一に欠かせなかった4人の戦士
・ダルビッシュ有選手
岸七百樹さん(栗山監督付マネージャー)10年以上栗山監督のマネージャーを務める
「(ダルビッシュは)正直日本にいる時はああいう感じじゃなかったです。
率先してサイン書いているところは一回も見たことないし(スタジオ笑い)
あそこまでコミュニケーションをとって、チームを一つにするというのは、
監督の想像以上だったと思いますけどね。」
・ラーズ・ヌートバー選手
リモートで行われた面接に栗山監督は遅れてしまったそうですが、急いで部屋に入るとヌートバー選手かつて小学生の時に斎藤佑樹選手からもらったジャパンの帽子を被って神妙な面持ちで待っていた姿が目に入りました。その姿に心打たれました。
・大谷翔平選手
岸七百樹さん
「時差ぼけの中、球場で着替えてすぐ『打ちます』といって、バッティングをして、時差ボケのスイングじゃなかった、いきなりすごかったですね。もう中日の選手がみんな見に来ていました。」
3月4日バンテリンドームでの大谷選手の打撃練習を見た侍ジャパンの選手たち
源田選手「負けた?」
村上選手「負けました」
山田選手「エグい、ホンマに」
山川選手の大谷選手についての感想
「小学生の中に高校生がいる感じ、それぐらい極端。
ジャパンが中学生としてムネ(村上選手)とかすごいんで中学生として、それでも大谷は高校生」
・吉田正尚選手
栗山さん「心が動かない。翔平がホームランを打って周りが盛り上がっている中、正尚微動だにしないですよ。反応すらしないです。」
宮崎キャンプの初日選手全員が受け取った手紙
栗山さんは選手全員に筆を使い直筆で手紙を書いていました。選手は感動し、よしやってやろう、という気持ちになったと答えていました。
選手だけでなく、スタッフさんも受け取ったそうで、岸さんは字を見たら涙が出ましたと話していました。
そのコメントを聞いた栗山さんはちょっと目が潤んでいました。
WBC1次ラウンドでの出来事
日韓戦 ダルビッシュ投手がホームランを打たれるシーン
試合前の捕手ミーティングでヤン選手は「球種問わず高めの反応が良い」とあり、中村捕手は低めを要求していたが、ヤン選手のスイングを見てバッターの狙いは外のスライダーを要求したが見逃されたので逆方向を狙っている、ランナーを3塁に進めて1アウト3塁という形を作りたいのだろうと思い、インコースのスライダーを要求したがその球を打たれました。
ダルビッシュ投手は「俺あんな球投げたことないよ」と笑って返してくれ、中村捕手は浅はかなリードだと思い、「すみません」と謝りました。
中村選手は国際大会はリスクを背負うボールはいらないと実感したそうです。
日韓戦 源田選手が骨折するシーン
源田選手「城石コーチに『源ちゃん代わろう』とずっと言われていた」
城石コーチ「さすがにあの状態でスローイングするイメージは出来なかった」
源田選手「東京ドームの通路で牧原選手と2人でキャッチボールして
『結構いけるわ』って(笑)」
牧原選手「僕だったら絶対無理だなと思いました、
こうやって投げなきゃいけないんで」
源田選手は出場を決して諦めず試行錯誤していました。
源田選手「革手袋を切っただけ 切っただけよ。
(グリップを)太くしたり 何が良いかなと、うん、大丈夫、大丈夫」
「絶対に栗山監督と世界一になりたい、
(色んな思いがあって)監督と話しているうちに涙が溢れてきた」
源田選手のこの大会に懸ける思いが伝わってきて、「源ちゃんと一緒に世界一をとる」と栗山さんは決めたそうです。
中国戦 ヌートバー選手の足がつったので次の韓国戦は外そうと考える
栗山さん「本人に伝えたら、『何言ってんだお前!』
まあまあそういう言い方じゃないですよ(スタジオ爆笑)
『俺は何のために日本に来たんだ、絶対何があっても出る!』
という気持ちが伝わってきました」
WBC2次ラウンドでの出来事
イタリア戦 大谷選手がマウンドを降りるシーン
栗山さんがピッチャー交代のためマウンドに来ると、大谷選手が『すみません』と言ってマウンドを降りました。
栗山さん「試合中に謝ったり絶対にしないです。
その言葉は僕にとっては重かったですね」
栗山さんはVTRを見た後、これは自分に言ったのではなく選手たちに言ったんだと思うと話しました。そのコメントに古田さんも同意していました。
ダルビッシュ投手の先発は考えなかったのか?
古田さんがダルビッシュ投手の中継ぎは早い段階から決めていたのかと質問がありました。
ダルビッシュ投手は一番年上で普段先発しかやっていないので、中継ぎは他のピッチャーでも・・・という話に栗山さんは大谷選手が先発しないと大谷ルールが使えなくなるのでダルビッシュ選手には「翔平を先にいかせてくれ」と頼んだそうです。
メキシコ戦 源田の1ミリについて
源田選手「あーヤバいと思ったんですよ、絶対アウトのタイミングで避けられて。
初めてみるスライディングで身体能力がすごいなと思いながら
(チャレンジについて)そんな自信もなかったんで。
ちょっとベンチを見たら、ベンチの方が判断してくれた感じ」
メキシコ戦 代走の周東選手が出たシーン
周東選手「清水コーチに『ライナーに気をつけろ
大谷さんがワンバウンドでスタートするかもしれない
それに反応できるように、あと長打が出れば還れるぞ
(村上選手は)どの方向の打球が伸びるのか、引っ張ったらどうなるのか。
練習からみておかないと、いざという時に対応できないので
そこは練習から注意深く見るようにしていた」
周東選手「左中間は村上が練習でも売っている打球だったので イメージはありました
人生で一番速く走れた 無音というか自分の世界
1個1個のベースがすごく近くに感じたなと思います」
メキシコ戦 9回に一人重圧と戦う牧原選手
野手で唯一残っていた牧原選手。
牧原選手「城石コーチから
『ランナー2人出たら送りバントいくから気持ちを決めておいてくれ』
と言われ、『本当に無理です』
本当に吐きそうなぐらい緊張して
3ボールになった瞬間『うわー終わった』と思いました。
でもそこで腹を決めた『よし』となった瞬間に
このまま村上に行かせるということでした」
城石コーチ「顔面蒼白ってこういうことなのかな、でもそうなるよなと思ってて
牧原に準備はしてもらって栗山監督の所に戻った」
「(ムネに打たせるからと言ったら)
牧原も『そうですそうです。それがいいです』って。
あの感じは今でも忘れない あれは本当に極限だったんじゃないですか」
栗山さんは城石コーチに「『牧原大丈夫だよね?』と聞いたら『・・・はい』と答えたんですよ。それで僕に何か伝えたいことがあるなと思ったんです。そういうのって大事なんですよ。」
栗山さんは結果的に村上選手で勝負することを選択しました。
アメリカ戦 ブルペンでの大谷選手の様子
鶴岡さん(ブルペンキャッチャー)
「マウンドで投げているかのように1球1球声出して投げていたんですよね
ブルペンは軽くしか投げない大谷選手が ブルペンから全力で肩を作っていたので
これはちょっと違う次元の試合なんだなって」
アメリカ戦 大谷選手の試合前の名言の伏線?
試合前水原一平さんが3ダースのボールを抱えて監督室の前を通り過ぎロッカーに向かうのを栗山さんは見かけました。すると水原さんが監督室に入ってきて『監督、これ入りますか?』といってトラウトのサイン入りボールをもらったそうです。
後で水原さんにボールの経緯を聞くと、ある選手がトラウトのサイン入りボールを欲しがったので連絡したところ、快諾し全員分書いてくれたそうです。それを配ったらみんなスゴイ喜んでもらいましたと聞きました。
サイン入りボールを選手に配ったのが試合前かどうかは栗山さんは知りませんが、大谷選手の声掛けを聞いて、(憧れている気持ちを)一回平らに戻したのかと思ったそうです。
★★★★★★★★★
一平さんがトラウトのサインボールを持っていたとか、メキシコ戦で牧原選手が一人追い込まれていたとか、まだまだ知らない話が聞けて面白かったです。
緊急特報!侍ジャパンWBC世界一の熱狂! テレビ朝日