2023年6月8日(木)の「サラメシ」の「魚類専門の剥製師小川さんに昼がきた」を見ました。
以下、その部分のまとめと感想と少しネタバレです。
魚類専門の剥製師 オガワアートコレクション 小川さん57歳
・長野県松本市の自宅横に構えた工房
・全国各地の水族館や個人の記念品として依頼されたもの
・値段は魚にもよるが体長1センチあたり1100円~、大型魚は1キロ1万円が目安
魚の剥製の方法
皮を剥ぎ、中身をすべて入れ替えるのが剥製の作り方です。
①魚の形と同様のものを発砲スチロールで削りだす
➁魚の皮を市販の段ボールカッターで剥ぐ(身と皮の間に道具を入れてはがす)
➂皮に残った身を様々な道具を使って徹底的にはがす(脂が残ると変色の原因となる)
・マグロは脂が多く、皮からも脂が出るので半年~1年ぐらい脂が出るのを待つ
・サメは身離れが悪く時間がかかる
・皮を剥ぐだけで1週間かかる魚もある
④皮に発砲スチロールの中身を入れ、皮を縫ったり接着剤で閉じ、塗装をして完成
魚の剥製師になったきっかけ
元々魚好きで釣具店でみた魚の剥製にはまり、釣り仲間からの剥製依頼が増え、この道一本で生きることを決意しました。
35歳で脱サラしたものの、思ったほど仕事が来ず、深夜バイトを45歳ぐらいまで続けました。離婚をし、剥製の営業をしてなんとか生活していたところ、47歳で転機がきました。
佐賀県立宇宙科学館から幻の深海魚と言われるリュウグウノツカイの剥製の注文が入りました。その仕事ぶりが認められ、沼津深海水族館など全国の水族館、博物館から大型の仕事が相次ぐようになりました。
今では100尾以上が製作待ちの状態になっています。
小川さんのサラメシ:一晩寝かせたカレー
缶詰マンゴーとガラムマサラを加えたフルーティーかつスパイシーなカレーです。
小川さんはお料理ができるそうで、このカレーも昨日作ったものだそうです。
友人や子どもが来た時などは、しっかりとお料理するそうです。
小川さんが好きなものはウイスキー、特にジャパンウイスキー、ギター、熱帯植物、自分が作ったキャラクターだそうです。
特に自分が作ったキャラクターはそれで商売をしようとは思っていないそうですが、作るのが楽しいからという理由で作っているそうです。
★★★★★★★★★★★
自分のやりたいことをとことん追求した小川さんですが、家族が離れ離れになったのはすごく心に残っている様子でした。
自分ではどこに出しても恥ずかしくない仕事をしているのに、という悔しい思いが強く、深夜バイトをしている時は思い出したくもない思い出だと話しているのが印象的でした。
やりたいことを追求できてよかったなと思う反面、失ったものも大きく、でもそれが小川さんの原動力になったんだなと思いました。
それでも楽しそうに日々を送る小川さんはすごいなと感心しました。
サラメシ 毎週木曜夜7時半~ NHK総合
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