2024年7月26日(金)の「にっぽん百低山」は「太忠岳・鹿児島」でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。
今回はとても迫力のある山です。
山頂に岩が刺さっているようです。天柱石と呼ばれ神が宿ると言われているそうです。
屋久島で登山、これはなかなかハードになりそうですね。
撮影時期:5月上旬
最寄り:屋久島町の安房港
今回登る山:太忠岳(標高1497メートル)
今回のゲスト:坂田梨香子さん(俳優・モデル)
今回のルート:ヤクスギランド登山口~樹齢千年の屋久杉~天柱石(山頂)
今回のゲストの坂田さんは登山が趣味だとか。
そういう人じゃないと今回は厳しいかもしれませんね。
安房の人々が行う『岳参り』
太忠岳には神が宿ると言われ、安房の方々は年に一度山頂に登って
お参りをすることを岳参りというそうです。
参る時に海岸の砂を持っていくそうです。(竹筒に少し)
というわけで、類さんたちも海岸に降りて竹筒に砂を入れてから登山開始です。
いきなり標高1000メートル
登山口はヤクスギランド登山口というすごく整えられたきれいな場所でした。
石畳で登山道はきれいに整備されていますが、島の人々が奥岳と呼ぶ神々が住む
エリアです。
水が流れる音が聞こえ、うっそうとした杉の木が立ち並んでいます。
緑がとてもきれいです。
妖怪が住むと言われる太忠岳
立派な橋がかかる川にはガラッパと呼ばれるかっぱの妖怪が住んでいるという
言い伝えがあるとか。
川は水量が多くとても迫力があって、類さんが住んでてもおかしくないと
話していました。
その先も緑で苔むしたうっそうとした森が続きます。
小さな沢に住む妖怪を避けるために咳払いをしてみたり、
今回の登山はちょっといつもと様子が違います。
『ひげ長老』と名付けられた屋久杉
苔むした山をゆっくりと進んでいると看板が見えました。
杉の巨木は推定樹齢1000年を超すそうです。
木から枝が無数に出ていて空を見上げると緑に覆われてしまいます。
枝だと思ったら苔でした。
苔が伸びているのがひげに見えることからこの名がついたそうです。
一般的には杉の樹齢は500年ほどだそうですが、屋久島には樹齢2000年を
超える杉も珍しくないそうです。
登山道が分かりにくい
登山道なのかなんなのか、やっぱり類さんじゃないと難しそうです。
杉の根っこが登山道を覆うように伸びているので、類さんたちはそれに
気を使いながら歩いているようです。
またすべてが苔むしているので滑りそうなのでゆっくり進んでいるのだとも思います。
本当にジブリの世界って感じの緑の深さです。
屋久島は花崗岩の島
屋久島はおよそ1500万年前、地下深くでマグマが冷えて固まったものが
隆起してできた島です。
屋久島はそのほとんどが花崗岩でできた島だそうです。
上に登るにつれ岩が多くなってきて、ますます上りにくそうです。
途中ロープを使わないと上れない場所もあり、やっぱりハードな登山です。
山頂は岩の上
大変な登山の最後は岩登りで山頂は岩の上でした。
足がすくみます。ハイタッチは足場を確認してからしてました。
目の前に天柱石が見えます。
ものすごい迫力です。
雨の多い屋久島で、快晴の景色を見られるとは思ってませんでした。 坂田さん
確かにこの時はすごい快晴で絶景が広がっていました。
最後に岳参り
天柱石の直下に回り込むと見上げた先に小さな祠がありました。
山の神様を祀る本当に小さな祠です。
下から持ってきた砂は海の塩を表しているそうです。
竹筒をそのまま祠の前に立てかけます。
島の人は下りる際にシャクナゲの花を持ち帰るそうです。
シャクナゲは神の花と言われ、持ち帰ることで山の霊力を分けてもらい
厄災から守ってもらうのだとか。
神様の喉元まで来ていいのかな。 類さん
下山の後のお楽しみ:店名わからず、黒い瓦屋根の日本家屋風の建物
屋久島の芋焼酎で乾杯(グラスが大きい)、屋久島名物のトビウオの姿揚げを
いただきます。
トビウオが思った以上に大きくて白身がおいしそうです。
今回の一句 南吹く 千年株の 伽藍かな 吉田類
★★★★★★★★★★★★★★
今回は屋久島でハードな登山となりましたが、ゲストの坂田さんは山登りが趣味と
いうこともあり、景色を楽しんで感動する余裕があってすごいなと思いました。
山頂からの景色は本当に絶景で感動しました。
にっぽん百低山 毎週金曜午後5時30分~ NHKBS
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