2023年6月7日(水)の「にっぽん百低山」は「岩殿山・山梨」でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。
撮影は4月下旬ということですが、お天気がいい日ですね。
最寄り駅はJR大月駅でした。
岩殿山は甲州征伐で織田・徳川ら連合軍が武田勝頼を攻め、難攻不落といわれた岩殿城に逃げ込もうとするが城主の小山田信茂が拒否したことで、結局勝頼は自害し武田家は滅亡したというエピソードがある山でした。
今回登る山:岩殿山(標高634メートル)
今回のゲスト:岡崎朋美さん(スピードスケート元日本代表)
今回のルート:急登を1時間登る~稚児落とし~兜岩~岩殿城(山頂)
いきなりすごい急登・・・
登山開始5分で階段が見えました。すごい傾斜です。まさしく崖を駆け上がる感じです。でも今日のゲストは岡崎さんなので余裕しゃくしゃくです。
鎖を伝って登ったり、山道とよくわからないような道を登っていきます。
これはハードです。
1時間以上歩いてようやく急登が終わりました。
稚児落としもすごい迫力
高さ150メートルの断崖は武田家の滅亡後城から逃れた側室が赤子の鳴き声で追っ手に気づかれないよう崖から落としたとされる悲しい伝説が残る場所です。
本当に手すりもなにもない場所で2人も怖がっていました。
風が強かったら本当に怖いですね。
一番の難所である兜岩
山の稜線にどしりと鎮座しています。登山道は兜岩の裏側にありますが、鎖を伝って登ります。鎖が何本も繋がっていて、鎖がないと上がれないです。上りが終わったら今度は急な下りをまた鎖を伝って下ります。ドローンの映像だと岩に張り付いて下りているように見えました。
岩殿城はどんな城?
城内へと向かう道はとても細く、ただの山道にしか思えません。
岩に囲まれた通りがかつては門だったそうで、観音開きではなく上下に動く門だと考えられています。
城内に入っても岩が切り立っていますが、かつては多くの兵士が詰めていたようです。
井戸跡もあり、今でもひとつの井戸は水が張っていました。
本殿があった場所が山頂で開けた場所になっていました。
山頂からは富士山がキレイに見えます。この日は少し曇っていましたが、晴れていれば結構なアップの富士山がキレイに見えます。
これが勝頼が見たかった景色でした。
山頂はただ見晴らしがいいだけでなく、駿河の方向から敵が攻めてきても見えるし、相模から来る敵の見る事ができました。
北には武蔵に通じる道もあり、立地的に重要な場所でした。
小山田信茂は主君を裏切ったものと言われるが、城下の町を守ったとも考えられているそうです。
下山の後のお楽しみ:いなだや
甲斐の地酒とともにいただくのは大月名物のおつけ団子でした。
麺のかわりに小麦を練った団子が入ったほうとうのような食べ物でした。
大きな器にたくさん盛られていておいしそうでした。
類さんは岩殿山の歴史エピソードに感銘を受けたようで、また登りたいと言っていました。岡崎さんはさすがの体力で元気そうだったのが凄いなと思いました。
類さんの一句 尾根道は 奈落縁取る 木の芽どき 吉田類
にっぽん百低山 毎週水曜昼0時20分~ NHK総合
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